ニューヨークの上流階級に学ぶ、セレブな夏の過ごし方 -アラン・フラッサーが所有するハンプトンの豪邸と生活-

執筆者: ウリュウアキコ 職業:ニューヨーク在住のインテリアデザイナー
はじめに

ニューヨークからインテリア情報をお届けすることになりました、インテリアデザイナーのうりゅうあきこです。

 

今回は、友人でありファッションデザイナーとして世界で活躍する、アラン・フラッサー(Alan Flusser)のお宅に招かれたので、ニューヨーク流・ハイソサエティーな人たちがどのように夏を過ごすか、その様子をご紹介したいと思います。

アラン・フラッサー(Alan Flusser)とは

アランはアメリカを代表するファッションデザイナー

ニューヨークにおいて、長年メンズのカスタムメイドのショップを経営しています。

 

そのほか、映画用の衣装を作ったり、ファッションスクールの教材にもなっている本を出版しています。日本においてもライセンスを所有しており、ビジネスを展開しているので知名度は高い著名人です。


 

ハイソサエティーな人たちの夏

ニューヨークのハイソサエティーな人たちは、夏になるとたいてい郊外で過ごします。

 

ニューヨークの高級住宅街、アッパーイーストサイドに住む人たちにとって、一般的な避暑地はNY郊外のハンプトン(The Hamptons)。

ニューヨークを東に、ロングアイランドを通って、車で2時間半くらいの距離です。

 

中でも、アランが住むサウスハンプトンは、CEOや政治家が住む高級住宅街。

高い木の垣根で敷地内を取り囲み、完全なプライバシーを保っていました。

 

 

日頃は住み込みのお手伝いさんが1年中、家や敷地内のお手入れをしていて、週末に主人が帰ってくると食事の支度などの世話をします。

別荘というより、そこが自分の本当のお家という位付けで、夏が終わると再びマンハッタンの家で過ごす時間が長くなります。

さて、アランのお宅に到着しました。

まずゲートが開き、さらに車を走らせて本館に到着。

プールルームを兼ねたゲストハウスや、クリスマス用デコレーションを収めた倉庫、何台かのポルシェを所有するガレージがありました。

当然、防犯用セキュリティーのカメラが家の外側・内側両面から作動しています。

 

 

アランのお宅を拝見

プールサイドから見た本館です。

夜になると、お庭や家が照明でライトアップされてとても幻想的でした。

先週の週末は小さなお孫さんが遊びにきたので、ここの敷地全体にディスニーランドのようなデコレーションを施し、さらにウォータースライドを設置。

でも2歳のベイビーにとってはちょっと怖かったみたいです。

 

そのあと、私たち大人が訪れることになったので、ディズニーランド状態のデコレーションは取り外させたとのことです。

 

 

ゲストハウス

こちらはゲストハウス

1階はプールで泳いだ後、シャワーをしたりお昼寝をするためのスペースになっていて、2階がゲストルームになっていました。

 

 

1階の外壁には、旅行の思い出の写真を使って、アーティストに絵を描いて貰ったそうです。

ゲストが到着するまでに、私たちの好みを熟知したボディーオイルやバスタオル、プールの温度を適温に保つなど、前日からお手伝いさんに細かい指示をして用意して下さった心遣いに感動を覚えます。

 

到着の翌日は、家の側のビーチをお散歩。

近所の住人がジョギングをしたり、犬を連れて歩いていました。

 

 

さいごに

去年の夏に引き続き今年も招待してくださったので、素晴らしい豪邸にただただ圧倒された、ということはありませんでしたが、日本では経験したことがない上流クラスの夏のライフスタイルに驚きです。

 

アラン・フラッサーの美的センスは専門のファッションだけにとどまらず、建築・ランドスケープ・インテリア、そしてゲストへのおもてなしの心など、ライフスタイル全般に反映されていました。

 

次回は、アラン・フラッサーに学ぶ、上流クラスのインテリアというテーマでご紹介いたしますね。

 
 コラムニスト情報
ウリュウアキコ
性別:女性  |   職業:ニューヨーク在住のインテリアデザイナー

1992年よりアメリカ在住。10年以上米系の建築事務所でインテリアデザイナーとして勤務の後、現在はフリーランスで仕事を掛け持ちしつつ、日本向けに海外のインテリアやライフスタイル情報を発信中。
ブログ http://interiorgirlsguide.com (インテリアガールズガイド)

 

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