妊娠中に食べてはいけない食ベ物!妊婦が注意すべき食事リスト
いままで何気なく食べていたものでも、お腹に赤ちゃんがいると「これは食べても大丈夫かな?」と時々心配になることがありますね。
妊娠中に気を付けたほうがよい食品を知っておくと、トラブルを防ぐことができますし、妊婦さんも安心して食事を楽しめます。
今回は妊娠中に気をつけるべき食べ物をまとめてみました。
生肉を食べることで「トキソプラズマ」や「O-157」といった感染症にかかる危険があります。
「トキソプラズマ」はすべての哺乳類や鳥に感染する寄生虫で、日本では特に豚からの感染例が多く報告されています。
妊娠中の女性がトキソプラズマに初感染すると、生まれた子供に精神発達の遅れや、視力障害、脳性まひなどの先天性障害が生じることがあります。
トキソプラズマは加熱によって死滅するので、しっかりと火を通したもの(中心部が67度以上)を食べることで感染を防ぐことができます。
また、調理のしかたによる感染を防ぐため、肉用とその他の食品のまな板を分けることをおすすめします。
さらに猫のフンにもトキソプラズマがいることが多いため、飼い猫のフンの扱いにも注意し、できれば妊婦さん以外の方に処理をお願いするとよいでしょう。
ニュースでよく話題となる「O-157」も生肉から感染する感染症です。
こちらも加熱することで感染を防げます。
生態系の上の方にいる大型の魚は水銀が多く含まれています。
胎児は水銀を排出することが出来ないうえに、その影響を受けやすく、脳神経障害を起こす可能性もあることから、気を付けるべき魚を厚生労働省が公表しています。
食べてはいけないのではなく、量を控えめにということなので、神経質になる必要はありません。
キダイ、マカジキ、ユメカサゴ、ミナミマグロ、ヨシキリザメ、イシイルカ、クロムツ
キンメダイ、ツチクジラ、メカジキ、クロマグロ(本マグロ)、メバチマグロ
マッコウクジラ、エッチュウバイガイ
ゴビレゴンドウ
バンドウイルカ
まれにイルカをクジラと表記して販売している場合がありますので、注意しましょう。
魚に含まれるEPAやDHA、良質なたんぱく質は胎児にとって大切な栄養源になります。魚を控えるのではなく、サバや、イワシ、サンマなどの小魚を中心に食生活に取り入れることが大切です。
上記の食品には「リステリア」という菌が含まれています。
妊婦さんが感染すると、胎児に悪影響を及ぼすことがあるので注意です。妊婦さんは通常の20倍もリステリア菌に感染しやすいそうです。
感染するとインフルエンザのような症状がでます。菌は胎児にも感染し、流産や早産、新生児の髄膜炎や敗血症の原因になることがあります。
抗生剤による早めの治療で胎児への感染を防ぐことができます。
加熱すれば安全ですが、上記の食品は生で食べることが多いので注意しましょう。
下水が流れ込む河川や海の沿岸部で採れる二枚貝、特にカキやアサリ、シジミなどからは「ノロウイルス」が検出されることがあります。
妊婦さんは一般的に免疫力が低下している状態なので、感染しやすく、ノロウイルスの下痢症状から流産や早産を引き起こす可能性もありますので注意が必要です。
洗浄が不十分な卵の殻には「サルモネラ菌」が付着していることがあります。
感染すると下痢、嘔吐などの症状がでます。なるべく加熱調理したものを食べるようにしましょう。
アルコールの摂取による胎児への影響はよく知られています。
胎児性アルコール症候群を防ぐためにも、飲酒は控えた方がよいでしょう。
コーヒーなどカフェインを多く含む飲料もほどほどに。
コーヒー1日2杯程度なら問題ないと言われています。
妊娠中避けたい食べ物。
中には意外なものもあったりして、「なんだか怖いなー」と思う方もいるかもしれませんね。
かくいう筆者は一人目妊娠中、チーズや生ハムがだめなことを知らず、まったく意識していませんでした。妊娠に気づかずワインで酔っ払っていましたしね。それでも3000g超の健康な赤ちゃんが産まれました。
情報を得て気を付けることは当然大切なことですが、いままで食べたものを心配しすぎるのはかえって体によくありません。
不安なことは主治医に相談しつつ、貴重なマタニティライフを楽しく過ごしてほしいと思います。
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