リバウンドなしにダイエットを成功させるためなら、ヨガの呼吸法や瞑想が有効です。メンタルを整えることで、ダイエット失敗を防ぎます。
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
- 「ダイエットを前向きに試みるけれど、努力の割にはなかなか成果が出なくて落ち込む」
- 「ちょっと痩せたなと思っていると、またリバウンドをして、がっかりする」
- 「痩せなきゃと思うほど、疲れるし辛くなる」
そんな方はいませんか?
ダイエットは、確かに生活習慣を変えていく作業ではありますが、それによって心が追い詰められて不健康になってしまったり、脳や体の機能に支障が出たりしたら、本末転倒です。
今回は、メンタルを整えるヨガのチカラと、実際にダイエット時に使える取り入れ方をご紹介したいと思います。
自然と前向きになれる、自然とダイエット生活に向かえる、そんなヒントがここにあります。
ダイエットがきっかけで、摂食障害になってしまう人がいます。
- 食べないことが、価値になってしまう。
- 痩せていることが、最上の価値になってしまう。
- 偏っていると分かっていても、やめられなくなる。
たとえそこまでいかなかったとしても、ダイエットをすることで、今までと違った意識的な食べ方をするうちにストレスがたまったり、自信をなくしやすくなったり、精神的に不安定になったりすることがあるのではないでしょうか。
ダイエットで幸せになることは、健康で心も体も元気に暮らせることと本来イコールのはずです。
そこからそれて本末転倒にならないように、つらいリバウンド(精神的なアップダウンも含め)を防ぎ、心を健康にする必要があります。
ダイエットは、「本能に逆らって歯を食いしばって頑張るもの」というイメージがあるかも知れません。
特に、栄養の偏った食べ方を貫くダイエットには、そういった努力がつきものです。
ところが、逆らって頑張るほどストレスは溜まり、反動が出ます。
それでも頑張ってポジティブに考えようとして、無理にテンションを上げて、「痩せなきゃダメ!」と叱咤し続けることは、次第に心をすり減らし、自律神経のバランスを崩すことになりかねません。
体重計に乗っては一喜一憂する、人と比べては焦ったり落ち込んだりする。
そういった精神状態が、ダイエットを辛くし、挫折させやすくしています。
体重が増えていたからといって、急に自分の価値が変わるわけではありません。
にもかかわらず、体重を量った瞬間に自己評価が変わってしまうのは、何かおかしいと思いませんか?
それは、自分への信頼が欠けているからです。
結果が良かろうが悪かろうが、淡々と体重を量っていくことに慣れる必要があります。
ヨガには、そうした心のアップダウンを落ち着かせ、フラットで平穏に保つ瞑想効果が確認されています。
たとえば、体重を量ったときに呼吸を意識すると、きっとドキドキが収まっていくのが感じられるでしょう。
また、痩せている人を見たときに「その人はその人」と、客観的に自分と距離ができていくイメージを行い、呼吸を意識するのも効果的です。
シンプルに伸びをするだけでもOK!
伸びをするなど、簡単なポーズをして体の伸びを感じることも、心の暴走を防ぎます。
呼吸を意識し深める、伸びをする。
このようにヨガの瞑想項目を実践することで、無意識な心の反応に気づいたり、距離感をうまく取れていきます。
体重増減時も淡々とダイエットができると、リバウンドも乗り越えられます。
私自身が摂食障害を乗り越えてきた経験を詳しく記した拙著『こころを磨くヨガ』(現代書林) も、どうぞご参照ください。
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