【第50弾】「意味が分かると怖い話」とにかく怖い話まとめました(解説付き)

最新版、意味がわかると怖い話まとめ(解説あり)第50弾です。解説を読んだらゾッとすること間違いなし。読むか読まないかはあなた次第です。

執筆者: MI 職業:ライター

 

 

この話の意味、わかる…?

話の本当の意味を知ったら、思わずゾッとしてしまう「怖い話」第50弾。
意味が分かると怖い話 第1弾~第49弾」よりも、更にレベルアップした”ゾッとする話”を届けます!
読むか読まないかはあなた次第です。

 

 

1.しがみついた霊

 

車での帰り道、二方向に道が分かれているところがある。

どちらからでも帰れるのだが、右は大通りなのだが、かなり遠回りになってしまう道で、

左はかなり近道なのだが、狭い1本道で走りづらく、しかも途中に昔なにかの事故があった、いわゆる心霊スポットのトンネルがあるのだ。

 

普段は時間に余裕があるので、だいたい遠回りの道をゆっくり帰るのだが、

今日ばかりは急いでいた。もう時間は夜中の1時、妻がはやく帰ってこいと怒っている。

 

(まぁ、トンネルは急いで通れば大丈夫だろう。)

俺は近道の方を選んだ。

 

かなり怯えながらもスピードを出して、例のトンネルを走り抜けた。

もちろん怖いから周りはなるべく見ないようにした。

 

(はぁ…良かった。)

何もなかった。

 

けれど、普段とは違う雰囲気に気付いた。

トンネルを出てすぐ、対向車の運転手がびっくりしたような顔でこっちを見てくるんだ。

 

一人じゃない。何人もだ。

 

俺はさすがに怖くなって、1本道を大急ぎで抜け、大通りで一旦コンビニへ寄った。

車の上に幽霊でも乗っているのかと思ったけど、乗っていなかった。

 

気を落ち着かせる為にも、コンビニでコーヒーを買うことにした。

すると、後ろから中年男性が話しかけてきたんだ。

 

「さっきあなたの車とすれ違ったのですが…

なぜあなたの車の上に何人もの人がしがみついていたのですか?

私、それを伝えなきゃと思って引き返してきたんですよ。」

 

俺は返事もする前に、車へ戻って携帯電話のライトで照らしながらもう一度車をよく見た。

 

光に照らされた車には、何百もの手形がビッシリとついていた。

 

解説

たくさんの霊が車にしがみついた状態で走っていた。

 

教えてくれた中年男性や、こっちを見てきた対向車、

 

「左はかなり近道なのだが、狭い1本道で走りづらく、しかも途中に昔なにかの事故があった、いわゆる心霊スポットのトンネルがあるのだ。」

 

1本道のはずなのになぜ対向車がいたのか。

 

2.自殺

 

俺の人生ってなんなんだろう…。

結婚を考えていた彼女にはフラれ、就活は全滅、バイトもクビに、友達だっていない。

顔もぶさいくだし、生きていく意味なんてない。

 

俺は、この糞みたいな人生に終止符を打ちたくて、自殺を考えていた。

 

パソコンで、自殺について調べると結構色々出てきた。

色んな方法があるんだなぁ。どれが一番いいのだろうか。

 

成功者の体験談とか読んでると結構手順とか様子がリアルで怖くなってきた…。

やっぱやめとこうかな…。

 

解説

「成功者の体験談とか読んでると結構手順とか様子がリアルで怖くなってきた…。」

なぜ成功者が体験談を書けるのか。

リアルに書いているところから、自殺の瞬間をすぐ近くで見ていた人がいるのかもしれない。

 

3.旅人の男

 

一人の男が旅をしていた。

とある国を旅している途中で、小さなトラックを手配し現地の人の運転で走っていた。

 

たくさんのお土産を抱えて、トラックの荷台に乗る。

しばらく走ると、そこはスラム街のような場所だった。

街自体が貧困さを物語っていたが、そこは特に酷かった。

 

いる人は皆、骨のようにやせ細り、服もボロボロだった。

彼らはじっと、トラックから見下ろす男を見ている。

 

男は彼らにひどく同情し、少しでも役に立てればとお土産に買ったチョコレートの箱をいくつか空け、

トラックからチョコレートをばらまいた。

男は、そのチョコレートを拾い食べている彼らを見て満足していた。

 

それから何か月か経ち、男はまたその街へ訪れる機会があった。 

知人の家へ行くためにまたトラックをチャーターし、スラム街を走っていた。

ただ今回はお土産は持っていなかった。

 

道を走るトラックを、人々は見つめた。

男は、前回のことを思い出し感謝しているのだと思った。

しかし現実は違ったのだ。彼らは、男が食べ物をくれないと分かるとトラックの運転を妨害したり、

荷台に乗り込み、男のリュックを奪い去った。

リュックには財布もパスポートも入っていたのに。男は激怒した。

恩を仇で返すとはこのことだ。

 

けれど、男はそのまた何か月後かにその街を訪れた。

一度ひどい目にあわされたにも関わらず。

 

トラックを借り、また荷台に乗った。

今回はたくさんの段ボールを抱えていた。

 

またあのスラム街に来た。男の胸は高鳴っていた。

男は、いくつもの段ボールを開け、中身を全てばらまいた。

中身は、消しゴムとクレヨン、液体のりだった。

 

男は、高笑いをしながらスラム街をあとにした。

振り返ると、男がばらまいた文房具を拾う人々が見えた。

男は爽快感にあふれていた。

 

解説

激怒した男は、文房具を知らない彼らが、ばらまいた消しゴムやクレヨンを食べ物だと思って食べると思ってまいた。 

実際にどうなるかは不明だが、その考え自体が恐ろしい。

 

4.逃げられない

 

勉強も運動もできず、友達もいない。

こんな僕は、誰にも必要となんかされないんだ。

 

両親でさえも、僕を相手にはしない。

それどころか、父親は僕をサンドバックのように扱い、いつも暴力を振るわれていた。

 

家出をしたって、行く場所もなく

父親にすぐに見つけられてしまった。

「逃げられるとでも思ったのか?」

いつも以上に暴力を振るわれる。

 

もうだめだ。

こんなつらい生活はもう終わりだ。

みんなの望み通り消えてやるよ!

徐々に意識が遠のいていった。

 

数か月後

「元気な男の子ですよ!」

おばさんの声が聞こえた。

 

僕は別に悲しくもないのになぜか大声をあげて泣いている。

 

ゆっくり目を開けると、男と女が僕を見ている。

どこかで見たことあるような気持ちだ。

 

男は優しく微笑みながら僕に言った。

 

「逃げられるとでも思ったのか」

 

解説

「逃げられるとでも思ったのか」

死んでも、生まれ変わって暴力をふるう父の元に生まれた。 

 

5.トキヱばあちゃん

 

トキヱばあちゃんが亡くなった。

 

トキヱばあちゃんって、血が繋がっている訳ではないんだけど

俺が地方に出張に行った時に、ひょんなことから知り合って

いつもお世話になってたんだ。

 

孫でもない俺にご飯食べてけって言ったり、

駐車場に車とめさせてくれたりさ。

 

けどトキヱばあちゃんの飼ってる犬のジョンがさ、

俺が来ると吠えて吠えてうるさいのよ(笑)

 

でも聞いた話によるとトキヱばあちゃんが亡くなる数日前にジョンも亡くなっていたらしい。

 

そんなトキヱばあちゃんが懐かしくなって

出張がてらトキヱばあちゃんちに寄ってみたんだ。

 

車を停めて降りると、犬の鳴き声がした。

「ジョン…?」

 

思わず近くにいたトキヱばあちゃんに

「ジョン亡くなったんだよね?今泣き声がしたんだけど…」

と聞いたら

「近くの犬じゃないのかね?」とトキヱばあちゃんは笑ってた。

 

解説

トキヱばあちゃんも亡くなっているはずでは…?

 

6.夜勤

 

看護師の私が夜勤をしていた時、デスクに向かって記録をつけていたんです。

 

ふと横を見ると、こないだ病気で声を失ってしまったAさんが立っていた。

 

困ったように、小指を立てて

額を押さえながらゆらゆら揺れた。

 

「ん…?小指?ああ、女房?頭…女房が体調が悪い?」 

今、Aさんに奥さんが付き添っていることを思い出した。

 

急いでAさんのいる部屋に走る。

ちょうど部屋から息子さんが出てきて

「すいません!おふくろが…!」と叫んだ。

 

具合の悪そうな奥さんを、病室のベッドに寝かし点滴を打った。

 

しばらくして落ち着いた奥さんと息子さんに

Aさんの診断書や必要なものを渡した。

そして、さっきAさんが奥さんの不調を教えてくれたことを伝えた。

 

奥さんも息子さんも泣いていた。

 

解説

Aさんは亡くなっている。

霊となって、私に知らせに来たということになるが、

なんだか泣けるいい話である。

 

ただ霊と分かっていても全く動じない「私」は仕事柄慣れてしまっているのだろうか?

慣れってこわい。

 

 

さいごに

意味が分かると怖い話」いかがでしたでしょうか?
これからも、どんどん紹介していくので、下の一覧ページをブックマークしてくださいね!

 

 

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 コラムニスト情報
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性別:女性  |   職業:ライター

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