冬に食べ過ぎてしまう理由と、食欲を抑える方法を紹介。極端なダイエットより、なるべく太らない食生活・過ごし方を意識していきたいですね。
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
寒い時期は栄養を体に溜め込みやすい期間です。
ですが、寒い時期ならではの体の特徴を知っておくだけで、無理をせずに太らない工夫をすることができます。
冬は寒く、また空気が乾燥する季節です。
東洋的な視点から見ると、その寒さを和らげたい、体を潤したいということが食欲につながっていると考えられています。
ですから、いくらたくさん食べても、それが冷たいものだったり乾燥したものであったりすると、満足感が得られにくく、過食をしてしまいます。
そこで、最初に温かいお茶やスープをゆっくり飲むと、温かさと水分が同時に満たされて、満足感を感じやすく、食べ過ぎを防止することができます。
もちろん、お風呂や暖房器具、カイロなどで体を暖めることも、食欲を落ち着かせます。
また、温かいものを摂ったり体を暖めたりする他に、水分のある食事を選ぶのも、心身を満足させて食べ過ぎを防ぐ方法です。
クッキーよりもおまんじゅう、パンよりもお米、フライよりも煮物を選ぶといったことです。
呼吸が浅くなると、交感神経が優位になりやすく、手足の末端などの血管が特に収縮し、冷えを感じやすくなります。
また、筋肉も緊張しやすいので、それを和らげようと、余計な食欲を感じることがあります。
胃腸を動かすのは副交感神経の働きなので、緊張した時は無意識に食べ物を欲する場合があるのです。
食べ物を食べなくても、お腹の筋肉を使う深い呼吸をすることで、お腹を動かして内側から温めることができるのです。
息をゆっくり最後まで吐ききると、お腹の筋肉が使われて硬く凹みます。
その力を緩めると、自然とお腹が膨らみ、息を深く吸いきれます。
深い呼吸を繰り返すことで血が巡り、お腹から温まり、食べた時と同じようにリラックスホルモンが出て満足します。
また、深呼吸は落ち着いた精神状態を作り出すため、急いで食べようとして食べ過ぎたり、イライラしてやけ食いをしたりすることを防ぐこともできます。
なお、運動をするのも、余計な食欲を抑えるのに効果的です。
体が温まるだけでなく、呼吸も深くなり、適度なら血糖も上がってくるので、お腹は落ち着きます。
寒い時期に食べ過ぎる原因と、それに対して工夫できることは意外とシンプルであることが実感できたでしょうか。
早速できることからお試しください。
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