昔のネット&ホームページあるある!ダイヤルアップ回線、キリ番、掲示板…あぁ…
「インターネット初期」の昔懐かしいサービスを振り返ります。「ダイヤルアップ」、「テレホーダイ」、アクセスカウンタの「キリ番」!平成生まれは知らない、古き良き(?)時代の話です。
こんにちは。PCインストラクターの良知敏子です。
「”インターネット”、耳慣れない言葉だな」なんて思ったのは、ついこの前だと思っていましたが、一般に知られるようになってからおよそ20年、今では知らない人はいないほど馴染みのある言葉となりました。
今回は、インターネット初期の頃の懐かしいサービスを振り返ります。
インターネット初期という言葉で必ず思い出すのが「ダイヤルアップ」です。
「ダイヤルアップ」とは、電話回線を利用してインターネットに接続する事なのです。
今では光回線やWifiで接続し、常時接続が当たり前のインターネットですが、インターネット初期は、電話回線を利用して、必要な時だけインターネットに接続していました。
モデムという機器を利用してパソコンと電話をつなぎ、プロバイダから与えられた電話番号に電話をする事でインターネットへの接続を行うのです。
あー懐かしき音…
電話回線なので、速度は光回線などとは比べ物にならないくらい遅いですし、「家族の誰かがインターネットに接続している時には、他の人は電話を使えない」なんていう弊害もありました。
電話をかける訳ですから、インターネットに長時間接続すると電話代がものすごく高くなってしまい、請求書を見て驚いたこともあります。
電話代が高くつくので、「テレホーダイ」なんていう、電話料金定額制のサービスもありました。
思い出のつなぎ放題「テレホーダイ」
「テレホーダイ」とは、23時~8時まで一定の金額で電話がかけ放題になるというサービスで、現在でも存在するサービスです。
インターネットをたくさん楽しむためには、「テレホーダイ」が必需品でした。
「テレホーダイ」は、通称「テレホ」と言われ、23時になると「テレホタイム開始!」なんていう感じで、一斉にメールやらインターネットやらオンラインゲームやらを多くの人が始めたので、回線のトラフィックが増え、電話が繋がりにくくなる事もありました。
「テレホーダイ」は、後に「フレッツISDN」や「ADSL」といった常時接続に変っていきます。
「テレホ」が始まり、費用面では多少は改善されたものの、今思えばあのスピード・あの費用でよくインターネット使っていたものだと感心します。
それでも当時は、インターネットがとても楽しく画期的で、深夜に起きていて家族に怒られても、寝不足になっても、ネットに繋いでメールやらオンラインゲームをしていた記憶があります。
メーリングリストに参加して、オフ会(オフラインミーティング)に出向いたりしていたのもこの時期ですし、ネットを利用した様々なサービスが可能かどうかを友人と模索するなど、ワクワクが止まらない楽しい時代でした。
色々なホームページや掲示板が立ちあがり、アクセスカウンタが設置されているサイトも多くありました。
アクセスカウンタと言えば「キリ番」でしょうか。
「キリ番」とは、カウンタが「1000」とか「30000」とか、キリの良い数字で訪問する事で、たまたま「キリ番」で訪問できると「キリ番GET!」なんて盛り上がったりしていました。
「キリ番」報告用の掲示板などもありました。
開くと音が流れるホームページも存在していました。
こちらはMIDI形式の音源をホームページのバックグラウンドで流すのですが、例えば、仕事中に閲覧していて音が鳴り、周囲の冷ややかな視線を浴びた、などという弊害もあり、今では設置してあるサイトは少数かと思います。
サイトを開くと流れるオルゴールMIDI…横にキリ番文字が流れる…Web拍手…うっ、頭が…。
インターネットはどんどん進化しています。
これからどんなふうに進化していくのか、考えるだけでもワクワクしてきませんか?
とっても便利で楽しいインターネット、上手に活用していきたいですね。
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はじめまして。静岡県静岡市でパソコン講習やセミナー、ホームページ作成やサポートを行っているテックスカラ代表の良知敏子と申します。
営業事務業務のIT担当として、たまたま携わったパソコンでしたが、色々な業務に携わりながらとてもたくさんの事を学び、現在に至っております。
常にユーザー目線での講習や制作を心がけることが信条です。
どうぞよろしくお願いいたします。
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