あじさいをドライフラワーや押し花にして、梅雨時期や初夏のインテリア雑貨として楽しむ!簡単でおしゃれなアレンジ方法を伝授します。

梅雨時期の花、あじさいのアレンジ活用術

梅雨はジメジメして苦手という方が多いこの季節ですが、紫陽花(あじさい)が綺麗な季節でもありますよね。

 

今回は、あじさいを最後まで楽しむコツとアイデアをご紹介します。

 

あじさいの花びらは中心の部分です

ちなみにご存知の方も多いでしょうが、あじさいの花びらみたいに見える部分は、実はガクです。

あじさいの花はこの中心の部分。


この写真で左側の丸くギュッとしている所はつぼみで、中央の開いている部分は咲いている状態です。

 

 

あじさいの花を長くもたせるコツは?

よく見かける優しい水色のあじさいも良いけれど、花屋さんではアンティーク調の落ち着いた色が美しい「秋色あじさい」をはじめ、 様々なあじさいを見かけるようになりました。
秋色あじさいはお値段もちょっと高めのものが多いですが、一輪で存在感がありますね。

 


あじさいは、花瓶に活けても水を吸い上げてくれずに萎えてしまったり、水あげが難しい花とも言われています。

水あげの方法も茎の部分を火であぶるとか、沸騰したお湯の中に切り口をつけるとか色々な方法がありますが、今回は一番簡単な鮮度の保ち方をご紹介します。

 

 

茎をなるべく斜めに切る

ナイフやカッターを使ったりしますが、茎が堅いとナイフで切るのは結構コツがいるので、慣れない場合はハサミで切っても良いと思います。


ナイフの方が綺麗に切れますが、ここでは敢えて安全に使いやすい園芸用の小さなハサミで切りました。

園芸用のハサミがない場合は、できるだけ切れ味の良いハサミを使うと良いでしょう。

 


茎の中には綿のような白い物があるので、ハサミの先や楊枝などでなるべくかき出します。

出したらすぐ水へ。
この時切り花用の栄養剤を溶かした水に活けると長持ちしやすいです。

 

 

あじさいを活ける花器で楽しむ

いわゆる花瓶ではないものに活けてみるのもおすすめです。


例えば海外のアンティークの瓶は、それだけで存在感があります。
酒瓶は口が細いので一輪挿しにはちょうど良いですね。

 

 

あじさいのドライフラワーの作り方

あじさいのドライフラワーはインテリアにおすすめ。
素敵なお店のディスプレイにもよく使われていたりしますので、生花で愛でた後はドライフラワーにすると二度楽しめますね。

 


全てのあじさいがキレイなドライフラワーになるわけではなく、ガクがシワシワになってしまうものもあります。
ガクが硬いとキレイなドライフラワーになりやすいとか、秋色あじさいだと作りやすいとかさまざまな説がありますが、実際やってみないと分からなかったりします。

既に買ってきたあじさいをドライフラワーにしたい場合、それがキレイに仕上がるかどうかを見分ける時、目立たないところのガクを少し切って放置しておきます。

 


この写真、左はドライフラワー、右は生花です。
1日、2日と放置して、ガクの変化を見て綺麗に仕上がりそうなら、風通しのよい所で干すだけでドライフラワーが仕上がります。

 


この写真のドライフラワーはもう既にカサカサのドライフラワー。
数日放置しただけで仕上がりました。
ディスプレイに、インテリアに、あじさいのドライフラワーは素敵な存在感があります。

ガクがシワシワと萎えてしまって、放置してドライフラワーにするのが無理そうな場合、ドライフラワー用のシリカゲルを使って作ると、綺麗に仕上がります。

あじさいのドライフラワーを押し花で楽しむ

綺麗な色を残したいときや急いでいるときは、電子レンジで作る押し花キットが便利です。
また、あじさいのガク程度の薄いものなら、実はアイロンを使う手もあります。

 



ガクの根元で切ったあじさいを紙と紙の間に挟みます。
アイロンを低温に設定して、10~30秒圧力をかけながら紙の上からアイロンをかけます。

最初は一つ試してみてから作ると良いかもしれません。
直接アイロンを当ててしまったり、高温に設定しないように気をつけます。
少し時間を置いて冷めたらまた繰り返し。

押し花ができました。
完成した押し花はカードやしおりにしたり楽しめます。

 

 

あじさいは花として飾るだけでなく、ドライフラワーにもおすすめ

今回は、あじさいを最後までお楽しみ頂くコツを書いてみました。
生花だけではなく、ぜひドライフラワーや押し花にして楽しんでみて下さいね。

この記事を書いたコラムニスト

関連コラム