イヤイヤ期が原因!?子供が癇癪を起こす、だだをこねる時の接し方
1歳児のイヤイヤ期の特徴と育児の接し方をご紹介。同じ事を繰り返す「繰り返し遊び」や「癇癪(かんしゃく)」や「ダダをこねる」など、どう対応すべきかを解説しています。
子どもは、親の表現方法を真似て感情を表現します。
ですが、大人は感情を表現するときに、様々なやり方をします。
例えば、本当は寂しいのに怒ってしまったり、本当は悲しいのに物にあたったりと、言葉で表現せずに、本来とりたい行動とは別の行動をしていることがあります。
子どもはその行動の真似をして表現をするようになります。
子どもが、もし物を投げたら、もし意図的に物を蹴ったりしたら、もし泣きじゃくって泣き止まないことがあったら、もしかしたら、その裏側に本当に伝えたいことがあったのかもしれません。
1歳児の場合、大体の理由が寂しいだったり、かまって欲しいことが原因だったりします。
- 今日は子どもが泣いてばかりいるな。
- 今日は怒ることが多いな。
そんな日は、もしかしたら保護者の方がいつも以上にスマホを触っていたり、家事に時間がかかっていたり、子どもにかまう時間が少なくなっているのかもしれません。
今一度、自分の行動を振り返ってみて、子どもたちとの時間の過ごし方を考えてみてください。
子どもの気持ちに寄り添うことができれば、自然とかんしゃくやダダコネはなくなっていく筈です。
1歳児は突拍子も無い遊びを始めることが多いです。
それぞれの遊びは、大人から見れば単純に見えますが、子どもたちにとって、それはそれは刺激的な遊びなのです。
そのため、興味関心のまま追求し、何度も何度も繰り返し遊んでいきます。
例えば、側溝の格子から石を落として遊ぶ子どもがいます。
この遊びには、掴んだ石の感覚を手から感じ、その石を離すときの運動を体験し、落ちた時の音を聞き、水面の動きを見るなど、楽しむ要素がたくさんあるのです。
ですが、それぞれの要素を一度に吸収することはできません。
何度も何度も同じ行動をしないと、記憶されていかないのです。
このように、何度も同じ遊びを繰り返す1歳児の遊びには、満足のいくまでとことん付き合ってあげてください。
その行動が終わって、次の行動に移ろうとするまで付き合うと、子どもの心も満たされますし、かんしゃくを起こすことも少なくなります。
とことん付き合ってと言われても、どうしてもさせたくないことなどもあります。
例えば、「食事で、手づかみ食べをいっぱいさせてあげなきゃいけない」というのは、よく言われていることです。
ですが、それをさせると、食べるものも食べず、本当に遊びはじめることもあります。
できるだけ遊ばずに、食事は座っておとなしく食べて欲しいという願いがある場合は、それ以外の部分で手づかみをさせてあげれば良いでしょう。
例えば、小麦粉粘土などを用意して、手づかみをしっかりさせるなどです。
その代わり、ご飯の時間は座っている時だけ、おとなしくしている時だけ食べることができるというように、自分の家だけのマイルールを作りましょう。
これらのルールは一度決めたら、変更しないのがポイントです。
何度も繰り返すことが大事なので、毎回毎回保護者の対応が変わってしまっては、子どもが困ってしまいます。
成長するとともに、どうしても規制をしなければならないことが多くなります。
その場合、最低限、どうしても譲れない部分にだけルールを作るよう心がけましょう。
好奇心旺盛な1歳児は、遊びにとことん付き合ってあげてください。
それだけで子どもたちの心が満たされ、かんしゃくを起こすことが無くなっていきます。
保護者から離れられなかったり、不安になったらすぐに泣いたりする1歳児です。
できることは増えても、まだまだ赤ちゃんなんだということも忘れずに、関わってあげてくださいね。
|
|
|
|