
NIVEA(ニベア)の青缶の、成分内容から見たおすすめの活用方法をご提案!ボディケアやマッサージクリームとしてコスパ最高のスキンケアアイテムです。
こんにちは、スキンケアカウンセラーの松原好克です。
今話題の「ニベア青缶」。
用途や裏技など、活用事例も多数見受けられますが、有名なものをご紹介します。
一番無難な使い方です。
皮脂を念頭に置いた塗布方法がベストです。
皮脂量が比較的少ない部分に塗るのを基本に、季節や年齢に合わせて使用すると良いでしょう。
カサつきやすい肘などの関節部分をはじめとする、腕や足を中心にして使用するのに適しています。
ただし、ベタ塗りではなく薄く伸ばす程度に留め、夏場の使用は避けましょう。
悪くはありませんが、尿素などが配合されたハンドクリーム専用アイテムに比べると、効果は薄いと感じられるかもしれません。
アカギレやひび割れに進行した重度の手荒れに使用すると、おそらく染みると思われますので、あくまでも荒れる前の予防として使いましょう。
ちなみに、アカギレやひび割れには、ハンドクリームではなく、薬局で手に入る「ワセリン」が最適です。
ニベアにもワセリンが配合されていますが、ワセリン単体をお勧めします。
雑菌から皮膚を守ってくれるうえに、浸透性がほとんどないため、染みることも少ないでしょう。
また、不純物が極力取り除かれているので、カブレや痒みなどのアレルギーを起こすリスクも低いのです。
症状が落ち着いてきたら、ハンドクリームに切り替えましょう。
ワセリンは、敏感肌・急な肌荒れ・夏場の日焼け後の保護などにも重宝できるため、一家にひとつ常備しておくと安心です。
マッサージで気を付けたいのは、擦り過ぎによる肌への悪影響です。
摩擦や叩くなどの刺激は、バリア機能を低下させて水分を流出させるだけでなく、シミなどの原因になります。
マッサージに用いるアイテムとしては、刺激を最小限に抑えるために、油分が多いこってりとした滑り易いクリームが適していますので、ニベアは打って付けのアイテムだと言えます。
ニベアパックと呼ばれていますが、大きな美肌効果は難しいでしょう。
ニベアはクリーム状ですが、肌の水分を保持する成分は含まれていませんし、また、固まるパックのように、完全に皮膚を密閉するわけではないため、潤いを閉じ込めることもありません。
ですが、皮膚に有効作用する科学的根拠はないとしても、リラクゼーション的なもので、効果が感じられることがあるかもしれません。
ニベア青缶は、パッケージに「顔にも身体にも、全身のスキンケアに…」と謳われているものの、成分内容を考慮すると、唇への使用は避けたほうが良さそうです。
ニベアシリーズに、リップケア専用製品がありますので、そちらを使うことをお勧めします。
軽いメイク料(ルースパウダー)なら、落とすことも可能でしょうが、リキッドやクリームタイプのメイクに使用すると、メイク残りが発生する恐れが大です。
やはり、メイク落としには、クレンジング専用アイテムを使用するべきでしょう。
整髪料を付けると、アレルギー(くしゃみ・鼻水・痒み・赤みなど)が出る人も少なくありません。
それは、整髪料に含まれる香料や、粘度を出す高分子ポリマー(ゲル状のワックスに多く配合されている)などの成分に反応するためです。
ニベアは、整髪料に比べると低刺激な処方になっているため、ツヤを出す・しなやかさを与える・パサつきを抑制する目的であれば、十分可能な範囲でしょう。
ただし、少量を髪全体に馴染ませる程度がベストです。
なお、当然ながら、コテ付けやウェーブ効果はありません。
男性の髭剃り後や女性のムダ毛処理後の、肌荒れ予防としても使えます。
ただし、塗布後に痛み・痒み・赤みなどが出た場合は使用を中止し、肌当たりの優しいワセリンに切り替えましょう。
ニベア青缶だけでなく、全ての化粧品に言えることは、成分内容に見合った”活きた使い方”ができるかどうかが、”美肌スキンケア”を攻略する最大の秘訣だということです。
コスパ最高のニベアの青缶を、ぜひ活用してみてくださいね。
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