親の影響大!「どうせ話しても、誰も分かってくれない」の心理原因とは
夫婦問題や人間関係の悩みでよく聞くこの言葉。そう考えるようになった原因と心理、
こんにちは。看護師&心理カウンセラーの岡野恵子です。
夫婦問題でも、人間関係でもそうですが「どうせ分かってくれないし」という言葉が多く出てきます。
心理カウンセリングをしていると、この言葉を多くのクライアントさんが言われます。
一番分かって欲しかった人を探っていきます。
その人に一番影響力を与えていた人は誰なのか?
その人の過去を探っていきますと、実はほとんどが両親である事が分かります。
分かって貰えなかった経験を積むと、もう自分は誰にも分かって貰えないんだと思うようになります。
例えば、学校でいじめられた事を母親に話した時、本当は母親にそこでいじめられた自分の辛さを分かってもらいたかったのに、母親からは「いじめられないような強い人間になりなさい」と言われたとします。
それを繰り返していると、何を言っても自分の気持ちは分かってもらえないと思うようになります。
そこで、「自分は誰にも分かってもらえない」と心に刻まれてしまうと、母親以外の人にも「分かってもらえない」という考え方が出来上がります。
人は、それを忘れずにずっと心に持っている場合があります。
だから言わない。
そうやって自分の言いたい事を、どんどん自分の中に溜め込んでいきます。
だから期待に応えて頑張った。
辛い事を分かって欲しかったのに、辛い事を話すと「弱音を吐いちゃいけない」「もっと強くなりなさい」と言われたよね。
そして、”分かって貰えない”は、どんどん増殖して、どんどんネガティヴな思考を産み出していきます。
- 「親に分かって貰えない」
⇒「私は誰にも分かって貰えない」
⇒「分かって貰えないのは自分のせい」
⇒「私が辛いのは弱い人間だから」
⇒「自分は価値のない人間」
⇒「愛される価値のない人間」
そうして、大人になった今でも、心はずっとあの頃の子供のまま。
「分かって貰えない」は、捨ててしまおう!
「分かって貰えない」を大切に持っていて、本当の自分の事はちっとも大切にしてないよね。
もうこの「分かって貰えない」は、捨ててしまいましょう。
子供の時にできなかった「駄々」をいっぱいこねていいのです。
どうして分かってくれなかったの?
怒りまくって、泣きまくって、気がすむまでだだをこねましょう。
誰も、本当に分かってくれないかもしれません。
しかし一人だけ分かってくれる人がいます。
それは自分自身です。
自分だけは、味方になってあげましょう。
そして、分かってあげましょう。
もう親をかばって、自分の事を責めるのは止めよう。
それが出来るのは自分自身だけ。
あなたにしかできないのです。
もう幸せになる事に許可を出してあげましょうね。
どんな時でも何があっても、あなたと一緒にいられるのは、「あなた」だけです。
自分自身を責めるのを止めにして、自分を守ってあげてくださいね。
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