ダイエット効果が期待できるココナッツオイルコーヒーとは?バターなど良質なオイルを入れて飲む「オイル系珈琲」の効果を探り、痩せやすくなる飲み方に挑戦してみませんか?
こんにちは。管理栄養士・ダイエットコーディネーターの水谷俊江です。
コーヒーはお好きですか?
近年、がんの抑制効果があるとする研究結果が発表されるなど、健康に良い飲み物として注目を浴びています。
脂肪燃焼をサポートする働きも認められ、適量を正しく頂くことでダイエットの味方にもなったコーヒー。
今回は、ダイエット効果を更に高めるコーヒーの飲み方をご紹介します。
全米で大センセーショナルを巻き起こし、アメリカ人の食生活を変えたと言われているベストセラー、「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」という本を元に見ていきましょう。
著者であるDave Asprey氏は、科学的に心身の能力を向上させる研究をし、自ら50kg減量して、なおかつIQを20ポイント上げました。
その著書の中で、次のように述べています。
驚異の飲み物とは「バターコーヒー」や「ココナッツオイルコーヒー」のこと。
どちらも、よくかき混ぜるだけですので簡単です。
ドリップしたコーヒーに、オーガニックの牧草飼育の無塩バター(グラスフェッドバター)大さじ1杯を入れて、よく撹拌します。
同じくドリップしたコーヒーに、MCTココナッツオイルを大さじ1~2入れて、よくかき混ぜます。
(ココナッツミルク大さじ4に、MCTココナッツオイル大さじ1でも可)
日本では、グラスフェッドバターは手に入りにくく、手に入ったとしても高価です。
MCTココナッツオイルの方が、通販などで手に入りやすいようです。
また、MCTココナッツオイルとは、中鎖脂肪酸100%に加工されたオイルのことを言います。
通常のココナッツオイルは、中鎖脂肪酸は60%ほどです。
正しい油というのは、次のような特長があります。
- 油に含まれる「中鎖・短鎖脂肪酸」が、腸内の善玉菌を増やす環境を作る
- 速やかにエネルギーに変わるため、体に溜まりにくい
- 酸化のダメージを受けにくい
このような点がダイエット効果促進に繋がることから、Dave Asprey氏は、中鎖脂肪酸が多い「ココナッツオイル」と、短鎖脂肪酸の多い「グラスフェッドバター」を取り上げています。
これがダイエットを阻害する原因です。
ですが、食欲は、意思の力で抗うことができないものなのです。
満腹感を脳に送るホルモンである「レプチン」。
ホルモンや脳は、実は脂肪から出来ています。
よって、ダイエットで脂肪を必要以上に制限すると、いつまでも満腹感を感じなくなってしまう危険性が高まります。
ダイエットをしていて、お肌の乾燥が気になる人は、油不足かもしれません。
お肌の潤いのためにも、ココナッツオイルコーヒーを試してみるのもいいですね。
コーヒーフレッシュは、様々なメーカーから発売されていますが、多くは植物性油脂を白く色付けしたものです。
日ごろコーヒーフレッシュを使っている方は、色が付かないだけで、味に違和感はないはず。
著書では大さじ1杯を勧めていますが、ココナッツオイルコーヒー初心者は、小さじ1杯から始めてみては如何でしょう。
小さじ1杯だと、ココナッツオイルコーヒーのエネルギーは約30kcal。
コーヒーフレッシュ2個分と同じエネルギーです。
また、牛乳たっぷりのカフェラテにすると、1杯で約120kcalになります。
コーヒーにはカフェインがあります。
油も摂り過ぎてはいけません。
午後二時過ぎのコーヒーは控え目に。
そしてココナッツオイルや油も、1日MAX大さじ1杯を目安にチャレンジしてみてくださいね。
油なのに、体に溜まりにくく、脂肪燃焼効果も高いというココナッツオイル。
今は、ブームのお陰で比較的手に入りやすくなりました。
コーヒーと混ぜて飲むだけという手軽さは、非常に魅力的。
これで痩せられるなら、試さない手はありませんね。
|
|
関連コラム
-
-
-
-
-
大野 麗(うらら)
|
|