中南米は全部「スペイン語」で通じる?旅行時に役立つフレーズの違い
スペイン語は、世界で4億人以上の人に話されている言語です。
まず、発祥地のスペインはもちろんのこと、ラテンアメリカ諸国でも広く使われています。
4億人にも話されていると、全く同じというわけではなく、地域性が出てきます。
今回は、スペイン語と中南米語についてご紹介します。
旅先によって、上手に使い分けましょう。
スペイン語のあいさつで、最もメジャーなものが「Hola!(オラ!=やあ!)」ではないでしょうか。
スペインでは朝から晩までよく使いますが、中米ではあまり使いません。
中米では、「Hola!」よりも「Buenas!(ブエナス!)」を頻繁に利用します。
ちなみに「Buenas!」とは、「Buenas tardes(こんにちは)」を省略した言葉です。
スペイン語で「アディオス!」は…
日本でスペイン語を習うと、「Adios(アディオス=さようなら)」という挨拶は、永遠の別れのようなニュアンスがあるから滅多に使わない」と言われた人が多いと思います。
確かにスペインではそのようですが、中南米ではかなり気軽に使われます。
多くの日本人が、中南米で「アディオス」と言われ、驚いた経験があるようです。
スペインでは「Zumo(スーモ)」と言いますが、中南米では「Jugo(フーゴ)」と言います。
似ているようで似ていない、両方覚える必要のある単語です。
「Café solo(カフェ・ソロ)」と言い、意味は「カフェ・オンリー」です。
「Café negro(カフェ・ネグロ)」と言います。
negroは「黒」という意味なので、「ブラックコーヒー」を直訳した形です。
「Café oscuro(カフェ・オスクーロ)」と言い、ダークコーヒーという意味になります。
結局はどれも「ブラックコーヒー」ですが、地域によって使っている単語が若干異なります。
グアテマラもコロンビアも、コーヒーの産地なので、美味しいコーヒーを飲むためには、それぞれの言い方を覚えておくと良いですね。
日本で購入するスペイン語の辞書や参考書はスペインのスペイン語で作られており、実際のところ、中南米では別の表現が使われていることが多々あります。
「郷に入っては郷に従え」、色々なスペイン語を覚えて、楽しい旅をしましょう。
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これまでヨーロッパ、中南米、カリブ海を中心に30か国以上を旅行。
留学、バックパッカー、鉄道旅、世界遺産めぐりなどを経験。
旅行の豆知識をお伝えします。
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