和紙で「お盆玉」包みを作ろう!すぐ作れる可愛いポチ袋の折り方
こんにちは、包み結び作家・研究家の須田直美です。
お盆の時期になると、お孫さんや親戚のお子さん方が集まる機会も多くなります。
お小遣いをあげる機会も多くなるということですね。
今日は、シャツの形に折ったポチ袋の作り方をご紹介致します。
「お盆玉」をご存知ですか?
お盆休みに遊びにくるお孫さんや、親戚のお子さん達にあげるお小遣いのことです。
「お年玉」に対して、「お盆玉」と言うそうです。
発祥は江戸時代、夏に奉公人に衣類や下駄を渡す風習が、いつしか子供達に渡すお小遣いになったと言われています。
最近では、企業が需要を見込んで「お盆玉」に関する商品を展開しています。
市販の「お盆玉」のポチ袋も売っていますが、和紙で洒落たシャツ型のポチ袋を作って渡してみませんか?
このシャツ型のポチ袋は、伝承の折り紙の一つです。
いつ頃出来たのかは分かりませんが、「シャツ」ですからきっと江戸時代にはなかったと思います。
和紙(30cm x 15cm)をご用意ください。
和紙を縦半分に折り、中心線を付ける。
さらに、左右の辺を中心線に付き合わせるようにして折り、3本の谷折りの線をつける。
下の辺の左右の角を縦の線に合わせて三角に折り上げる。
三角の上の線で折り上げ、谷折り線をつける。
三角をつまんで、折りたたむ。
もう片方も同じように三角を折りたたむと袖が完成。
裏にして上の部分をえりの幅(1cmくらい)で2回手前に折る。
表にかえして、えりを折ると、えりが完成。
最初に表側にえり幅分(1cm位)を折って、裏を上にして、「折り方1」から折り始める。
「折り方3 えりを作る」の1のところで、えりは1回だけ手前に折る。
唐草はつるがどんどん伸びていくからおめでたいとか、菊の花は長寿を意味しているなど、子供達に、和紙の柄の意味などをお話ししてあげるのも良いと思います。
そして、ご一緒にお好きな柄の和紙でシャツ型のポチ袋作ってみてくださいね。
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「包み結び 櫻撫子」主催。海外在住時代に日本の「包む文化」の素晴らしさに魅せられ、帰国後に包み結び作家・研究家となる。包み結びを切り口に、日本の素晴らしい伝統文化を現代の生活に活かしつつ、未来に伝えていきたいと思い活動中。
オフィシャルブログ 「包み結び 櫻撫子」
http://ameblo.jp/tsutsumi-musubi/
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