香港では、ローカルグルメから諸外国のものまで、 多種多様な麺料理を楽しむことのできるお店が溢れています。 人気を保つために、どのお店も必死。レベルが高いです。 麺と名のつくものには目がない私なのですが、 中でもとっておきのオススメのお店を今回はご紹介したいと思います。

香港・ローカルフードの代表ともいえるであろう、雲呑麺（ワンタン麺）。長い歴史を持つお店が今でも多くあり、地元の方々に愛されています。

ワンタン麺でおすすめのお店は麥文記麺家。創立は1950年台、以降香港の下町・佐敦で古くから人気を誇るお店です。看板メニューは新鮮でプリプリな海老ワンタンの入った「上湯雲呑麺 」です。

食べ応えのある細いちぢれ麺は、手打ちの卵麺なのだそう。

併せて「鮮嫩油菜」という”青菜の茹で野菜”もオーダーし、オイスターソースをかけて召し上がれ。 長年にわたり味にこだわり続けて作られている当店のスープは絶品ですので、 ぜひ足を運んでみてくださいね。

香港で意外に多く、女性にも人気があるのが、中国雲南省発祥の「華僑米線」。スープと油が入った容器に、米線と呼ばれる雲南省の麺と野菜や中国ハムなどの食材を入れて調理するのが特徴の麺料理。

ローカルな雰囲気のお店が多いのですが、 2015年に入り、香港一のメインストリート”ネイザンロード”にオープンしたのが、一見カフェかと思ってしまうような、スタイリッシュなこちらMi.SS。

お好みで辛さ・酸っぱさ・具を選んで食べます。 自分好みにチョイスした、辛くて酸っぱいスープが体にしみ渡り、病みつきになってしまう味です。 定番の具をひと通りトッピングしてあるメニューも用意されているので、米線初心者の方は、まずはそちらをお試しいただいても良いかもしれません。

香港で「牛肉麺」といえば、まずこちらのお店が挙がるのではないでしょうか。 それほど古くから、広く知られているお店です。 よく煮込んで作られた秘伝のスープ仕立ての麺を楽しみに、開店前から長い長い行列ができるほどの人気っぷり。

麺は、米の粉から作られたきし麺のような形状の"河粉"、卵入りの"伊麺"、太麺の"粗麺"の3種類から選ぶことができます。 定番メニューの「上湯牛腩麺」はもちろん、ピリっと辛い「咖哩牛筋麺」も人気が高く、オススメです。

香港ではすこし珍しい、汁なし担々麺を食べることのできるお店です。 モチっとした中細麺を、下に潜んでいるタレに絡めて食べます。(辛さはお好みで選べます。)

これがとっても美味しい！！ このカラーいタレは担々麺以外のメニューにも使われていて、 餃子や、もやしと和えて食べたりと、楽しみ方は色々。 香港・銅鑼湾のランドマークの1つである、タイムズスクエアのそばに位置するこちらで、 広東料理だけでなく、本格四川料理もぜひ！味わってみてくださいね。

香港で食べられる美味しい麺は、中華麺だけではありません。 これは、常日頃から諸外国の料理を楽しむことのできる、香港だからこそではないでしょうか。 こちらのお店は、現在香港に4店舗ある

、ベトナム料理の人気店です。 ショッピングモール内の店舗がほとんどなので、アクセス良好。

そして、ナチュラルカラーでまとめられた内装、かつスタイリッシュで落ち着いた雰囲気なので、はじめての方でも利用しやすいと思います。 フォーのメニューは10種類ほど用意されていますが、 中でもオススメしたいのが「Hanoi Tomato and Crab Noodle Soup」という、 トマトと蟹のすり身入りのフォー。 一見珍しいですが、とっても美味しく、一度食べると止められなくなってしまいます。ベトナム料理店では定番の「ライムソーダ」もご一緒に、ぜひお試しくださいね。

自国のものはもちろん、近隣諸国のものをはじめ、さまざまな食文化に触れることのできる香港。 そんな中、思った以上に「麺」の人気・需要が高い国なのだなと日々感じています。

今回ご紹介させていただいたのは、日本ではなかなか味わうことのできない「麺」の名店ばかりです。ぜひ訪れてみてくださいね。