こんにちは、アーティフィシャルフラワーデザイナーの小林仁美です。
大切な日のドレスコーディネート。自分の世界観を作り上げたいですよね。
そんなおしゃれな女性の皆様にお勧めするのが、アンティークな雰囲気たっぷりのヴィンテージドレス。
今回は、そんなヴィンテージドレスの魅力をご紹介致します。
女性の皆様にとって、ドレス選びはとても楽しいひととき。
しかし、ウェディングドレスのデザインは似たものも多く、理想のものを見つけるのはなかなか根気が必要です。
もっと自分らしい、ドレスコーディネートを楽しんでみませんか?
アメリカやヨーロッパの50年代~80年代のウェディングドレスが、現在ヴィンテージドレスとして販売・レンタルされています。
50年代はオードリー・ヘプバーンをイメージさせるミモレ丈のフィット&フレアのウェディングドレス。
70年代はエンパイアウエストのロング丈が特徴です。
素材も現代のドレスとは異なり、コットンなどの光沢の無いものが主流です。
どの年代も袖があり、首回りも比較的露出の少ないのも特徴です。
現代のウェディングドレスのような、光沢のあるサテンを使用したベアトップのデザインはほとんどありません。
なぜ、ヴィンテージドレスには袖のあるもの、襟周りの狭いものが多いのでしょうか?
それは、一昔前までは結婚する男性にしか肌を見せないという習慣があったからなのです。
なので、今のウェディングドレスのデザインからは想像もつかない程、露出の少ないデザインとなっています。
ヴィンテージドレスによくあるもうひとつの特徴。
それは沢山のくるみボタン。
途中で手がつりそうになるくらいのクルミボタンでドレスを閉めていくのです。
現代はファスナーやリボンの編み上げがほとんどで、手間のかかるくるみボタンは装飾として使われてはいても、それで開け閉めするようには作られていません。
なぜ、手間のかかるくるみボタンが多く使われているのでしょうか?
昔は両親が嫁ぐ娘の為に、ウェディングドレスを縫って仕上げていたのです。
大切な娘のドレスを簡単には脱がせたくないという、両親の気持ちが込められていたのです。
現代のドレスとは、デザインや機能も全く違うヴィンテージドレス。
何十年も昔に作られ、海の向こうの知らない誰かが幸せな時を過ごしたウェディングドレス。
そんなドレスが、もしかしたらあなたに最高のときめきを与える、運命の一着かもしれません。
ドレスサロン、ドレスカタログではなかなか決められない、というプレ花嫁の皆様は、ぜひ長い時を経てもその美しさを保ち続けるヴィンテージドレスにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
ドレスだけでなく、結婚式にオリジナリティを求めるカップルが増えてきました。
せっかく式を挙げ、披露宴を開くなら、世界にひとつの素敵なウェディングを作り上げてくださいね。
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