お客様の満足度を上げる!絵本から学ぶ、お店のクリンリネス(清潔)ポイント

執筆者: 福島 えいこ 職業:絵本ファシリテーター
はじめに

こんにちは。絵本ファシリテーター・マナー講師の、福島えいこです。

 

就職活動で面談に行く前や、新入社員として入社した時に、皆さんはビジネスマナーを一通り学ばれた事と思います。

学んだ事も時間が経つにつれ徐々に曖昧になりがちですので、繰り返し確認する事が大切だと思います。

 

今回は、クリンリネス(店舗の清潔)についてお話致します。

 

 

店舗のクリンリネス(清潔)について

ビジネスマナーの研修で見落とされがちな事が、店舗のクリンリネスです。

店舗は、清潔で気持ちのいい空間になっていますでしょうか。

 

チェックのポイントは「お客様の目線で」です。

 

お客様が来てから帰るまでの、チェックポイント
自分で歩き、お客様の目線でチェック

お客様が入店されてからではなくて、お店の前に来られてからです。

 

  • 店舗の周りや植え込みに、ゴミが落ちていないか
  • お店の前に来られた時、入りたいと思って貰える清潔さと魅力があるか
  • 入り口に、つまづきやすいものを置いていないか

 

店内に椅子がある場合
  • 商品が、座ったお客様の顔に当たる様な位置に置いていないか
  • パンフレットは綺麗に揃えてあるか、補充はしてあるか
  • お客様が使うボールペンは綺麗か

 

 

色々な人が触る物は、そのたびに拭き、清潔にしましょう。

 

店内に椅子がある場合は、実際に椅子に座って周りを見てみましょう。座った位置からは、カウンターの見え方も変わります。

 

 

店内の印象を良くする

レジの引き出し類も、お客様から見える位置にある物は、中を綺麗に整理しておきましょう。

 

また、外の時間や天気により店内の印象が変わってきます。

そんな所にも配慮をしながら、まずは清潔、整理整頓を心掛け、入りやすい店作りを心掛けましょう。

 

お店を綺麗に掃除をする、絵本の紹介
『びんぼうがみじゃ』

お団子屋さんに貧乏神のおじいさんが住み着いてしまい、お団子にカビは生えるしお金は無くなる。とうとうお店は傾いてしまいます。

ところがお店の家族は、この汚いおじいさんを無理やりお風呂に入れて清潔にし、ご飯を沢山食べさせます。元気一杯になった貧乏神は、せっせとお店を掃除して、傾いた看板を直し、笑顔で接客をしはじめて…。(『びんぼうがみじゃ』苅田 澄子・作 西村 繁男・絵 教育画劇・出版)

 

 

おわりに

清潔で、お店の人が楽しく働いている事は、お客様が入りやすい店舗にする為の必要最低限な条件です。

貧乏神ではなく、福の神が来るように清潔な店舗、クリンリネスを心掛けましょう。

次回は、接客態度についてお話し致します。

 
 コラムニスト情報
福島 えいこ
性別:女性  |   職業:絵本ファシリテーター

大人向けに絵本を使った「気づき」のワークショップや、チームビルディングをやっています。
マナー講師という一面をいかして、職場で役に立つコンテンツを発信していきたいと思っています。
詳しくはホームページをご覧ください。http://www.offwan.com/