インテリアや雑貨の飾り方、5つのコツ。お洒落に見せるディスプレイコーディネート
こんにちは。インテリアコーディネーターの久保貴美です。
雑貨屋さんやインテリアショップで「可愛い!」と一目惚れをして購入した雑貨を、いざ部屋に飾ろうとすると「あれ、なんか違う…?」と思った経験はありませんか?
その理由は、お店と家の雰囲気が違うということもありますが、飾り方も大きく影響しています。
今回は、簡単に今すぐに取り入れられる、ディスプレイのコツをいくつかお伝えしたいと思います。
例えば、棚などに雑貨を飾る場合、スペースがあるからといって、飾りたいものを全て置くと、何を見せたいのか分からなくなってしまうこともあります。
余白を作りながらゆったりと並べ、空間の“リズム感”を意識しながら「何を見せたいのか」飾るものを厳選してみると、洗練されたイメージになりますよ。
ショップで気に入った小物をみつけた場合、1つだけ買うことが多いと思うのですが、特に小さい小物はポツンと寂しくなることも。
あえて2~3個買うと、飾った時にボリューム感が出るのと同時に、飾り方のバリエーションも広がります。
「2~3個」という理由は、ペアで飾ると素敵なものや、大き目のものは2個が良いかもしれませんし、小さ目の小物は3個の方が良いかもしれないからです。
例えばペアで買った場合、両サイドに置いてシンメトリー(左右対称)に飾ったり、3個あると“ひとつのまとまり”として存在感が出ます。
ディスプレイの法則に、「三角形の法則」というものがあります。
正三角形でなくても良いのですが、例えば中央を頂点として両サイドに低めのものを置く、または左右どちらかを頂点として並べると、ディスプレイとして素敵に見えます。
これは、モノが「3つ」あるとまとまり感が出ることと、そして「高低差をつける」と美しく見えるからなのですね。
美しさのポイントは“メリハリ”です。
この「三角形の法則」を実践するときに便利なのが、「フレーム」と「フラワーベース」、そして
ちょっとした「オブジェ(小物)」の3点セットです。
例えば、フレームで高さを出して、フラワーベース(+花)とオブジェを飾るだけで、ディスプレイがひとつ完成です。
飾り方を意識できたら、飾るものの“素材”も意識してみましょう。
木・ファブリック・バスケット・陶器・ブリキ・そして植物など、素材が複数あると、ディスプレイにも深みが出て、より素敵になります。
飾るモノをチョイスする時は、飾るもののコンセプトやテーマを合わせましょう。
そして、色のトーン(明るさと鮮やかさ)を合わせることもポイントです。
また、モノとモノ(または一部)の色をリンクさせて統一感を出すのも良いですね。
ちなみに、これは我が家の玄関のニッチのディスプレイです。
壁のアートを頂点とし、左右にフラワーベースと雑貨(LEDキャンドル+木の台)を置いています。
フラワーベースもシンプルなホワイト色のものは、どんなインテリアにも合うので重宝します。
LEDキャンドルは、そのままでは小さ過ぎてバランスが悪かったので、庭にあった木を土台にしてボリュームを出し、下に布を置いて素材をプラスしました。
コンセプトは「シンプル・北欧ナチュラル・エレガント」といったところでしょうか。
いかがでしたか。
インテリアコーディネートの肝ともいえる、「色・素材・形」。
ディスプレイをする時にもそれを意識することで、美しく統一感のあるディスプレイになります。
毎日眺めたくなるようなお気に入りのスペースを作って、ぜひおうち時間を楽しんで下さいね。
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「もっと気軽にインテリアを楽しもう!」をモットーに、
フリーのインテリアコーディネーターとして活動しています。
企業に属していないのでメーカーにしばられず、ご希望やご予算に
合わせて、イケアなどのインテリアショップやネットショップなど
フレキシブルなご提案をさせていただいております。
「インテリアメールコンサル&コーディネート」ではメールでのやりとり
でもご提案しております。
プライベートでは2児の母として奮闘中!(6歳女の子&2歳男の子)
*ブログ・・・http://ameblo.jp/slowday/
*ホームページ・・・http://www.inspi.biz/
【経歴】
神戸市外国語大学在学中にイギリスに留学し、アート&デザインを学ぶ。
卒業後、家業の工務店を手伝いながら、「大阪ガスインテリアデザインスクール」にて、インテリアコーディネートの基礎知識を学ぶ。
ハウスメーカーで設計アシスタントをしながら、2001年にインテリアコーディネーター資格を取得。
その後、マンションの専属インテリアコーディネーターを経て、不動産会社に入社。個人邸やマンション・戸建モデルルームのコーディネート業務、インテリア関連の企画を担当する。
2009年11月、フリーのインテリアコーディネーターとなる。
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