彼氏・彼女と円満に別れるための3つのポイント。恋人を傷つけない別れ話の切り出し方
大好きだった彼氏彼女と別れたい。できるだけ傷つけないよう別れ話をしたい。心理カウンセラーが教える、円満に恋人と別れる方法とは?
こんにちは、心理カウンセラーの小日向るり子です。
絶対に変わらないと誓っても、その愛情が永遠に続くという保証は残念ながら100%ありません。
でも「愛が冷めてしまった、別れたい」自分がそう思ったときと相手の感情が一致することはほとんどないですよね。
そんな感情の偶然がない限りは「綺麗な別れ」というものなど本当はないのですが、今回は別れの際にお互いになるべく傷つかないようにするための方法をお伝えしたいと思います。
もう以前ほど頻繁に連絡を取りたいと思わなくなった、恋人と会う時間よりも自分の時間や友人の時間を優先したくなった、そんな「なんとなく」から自分自身が相手に冷めてきたことを感じる方が多いと思います。
そのときに、気乗りしないのに今までと同様の態度を取り続けるという演技はやめましょう。
会いたいと連絡が入っても「その日は友人と予定が入っていて」などと断る、メールやLINEの頻度を落とす、など自分の感情になるべく忠実に行動することが大切です。
相手に悪い気がしてそういったことができない人も多いのですが、感情に蓋をし続けているといつか爆発します。それが「急に別れを告げる」ということになります。
どちらがショックが大きいでしょうか。逆の立場で考えてみれば分かりますよね。
「自分への愛情が少しずつ冷めてきているのかな」とそれとなく相手に悟ってもらう態度は、スマートに別れるために大切なことです。
理由がわからない別れは相手の心に大きな傷を残します。
「何が別れたいと思った理由なのか、何が合わなかったのか」を告げれば仕方がないと諦めがつくものもあるでしょうし、そこを改善しようと自分を高めるためのパワーになることもあります。
いずれにしても、その理由を持って相手の心に一旦ピリオドが打たれるのです。
この作業は別れを告げる方が必ずやってあげるべきことです。
別れを告げられる方にも未来があります。
自分とは縁がなく別れることになった相手でも、一度は愛した人。
次の恋愛でも幸せになって欲しいですよね。
そのために、きちんと別れたい理由を相手に告げましょう。
自分自身の中で「別れるか別れないか迷っている」という場合はもちろん除いて、希望をつなげる言葉や行動は絶対にとらないようにしましょう。
「あなたが変わったらまた会いましょう」というようなことを言ったり、他愛のない内容のメールだったら返信したりなど、相手に「もしかしたらまだつながっていられるかも」と希望を持たせる行動や言葉は絶対に止めましょう。
別れに際してこじれてくるケースについてはよくご相談を受けますが、詳しく状況を伺っていくと、別れたいと思っている側が、こうした優柔不断な言葉や態度を取ってしまっていることが多々あります。
相手に未練を残させることは、自分への執着心を相手の心に湧き上がらせることになります。
執着心は、場合によってストーキング行為に結びつく場合があります。
少しきつい表現になるかもしれませんが、別れを決めた以上、「いい人」を捨てる覚悟を決めることが必要です。別れる時までいい人であろうとする心が一番相手を傷つけるのです。
1回は恨まれたとしても、あなたとの恋愛を経て一回り成長すればお相手は「あのときにちゃんと理由を告げてすっぱりと切ってくれてありがとう」と必ず思ってくれるのです。
別れないに越したことはない恋愛ですが、別れにもいくつかルールがあるということは心に留めておいた方がよいですね。
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カウンセリングスペース「フィールマインド」代表カウンセラー。
15年間の出版社勤務の傍ら、ボランティアでNPO自殺予防ダイヤルの電話相談員をはじめたことがカウンセラーを志すきっかけとなりました。
退職後は派遣やアルバイトで働きながら(社)日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラーの資格を取得し、その後公的機関のセクハラ相談員を経て自身の会社「フィールマインド」を設立しました。
フィールマインドサイト:http://feel-mind.net/index.html
関係(恋愛・職場・友人)/ 恋愛関係 / メンタル疾患 / 性に関する悩み/ のご相談を得意としています。
エキサイトお悩み相談室登録カウンセラー:http://counselor.excite.co.jp/
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