水を飲むタイミングはいつ?ダイエット・健康に効果的な飲み方はこれ!

執筆者: colonna
はじめに

皆さんは、毎日水を飲むと思います。

実は、水の飲み方をほんの少し気を付けるだけで、体型や体調に良い変化を起こすことが出来るのです。

 

ダイエット中の方はもちろんのこと、糖尿病の方や潜在的成人病予備軍の方にもお役立ちの情報です。

健康の知識として、ぜひ今日から習慣化してみて下さい。

 

 

食前に水を飲み、食事中は飲まない

飲む水の働き方を、時間帯によって変えることが出来ます。

ぜひ覚えてましょう。


食前に水を飲むと、空腹感が和らぎ、過食による肥満を防ぐことが出来ます。

 

また、食事の最中は、一切水を飲まないようにして下さい。

これを厳守すると噛む回数が自然に増え、血糖値も下がり、太りにくくなるという報告結果があります。

また、食事中に水を飲むことは、消化液の酸を薄めることになり、消化活動の負担を増やしてしまうという報告もあります。

臓器に負担をかけてしまうだけでなく、消化に必要以上にエネルギーを使い、眠気にも襲われる可能性があります。

 

医学的に見た食事と水分摂取の関係

現代医学の考え方の中には、水を摂取するタイミングによって、体調の変化を起こさせる働きがあることが分かっています。
その1つが、前述の「食事と水分摂取のタイミング」です。

 

食欲は胃酸の濃度と密接に関わり、胃液が水で薄まると、ある程度抑えることが出来ます。
食事の30分前にコップ1杯の水を摂取すると、食べ過ぎも防ぐことが出来ます。

それとは逆に、食事中は水を摂取しないことが大切です。
最近は、忙しいライフスタイルのため、食べ物を飲み物で流し込むようにして食べる方が大変多くなりました。

しかし、水で食べ物を流し込むと、咀しゃく回数が減り、膵液が十分に分泌されません
それによって、食後の血糖値が上昇してしまいます。
また、唾液には浄化・殺菌作用があり、歯周病になりにくいことも判明しました。

さらに、唾液には血糖値を下げる、インスリンとよく似た成分が含まれています。
IGF(インスリン・ライク・グロス・ファクター)というホルモンです。
これは、唾液腺の1つである耳下腺から分泌されていて、良く噛んで食べれば、血糖値を下がり、痩せることにつながるのです。
良く噛んで食べる人は、そうでない人に比べ、食後血糖値が下がるという臨床試験データもあります。

これに対して、あまり噛まない人には、良く噛むように変えると(1口約20回)、血糖値が下がることが判明しました。
しかし、冷たい物を飲みながら食事をすると、あまり噛まないようになってしまいます。
なので水は食前に摂り、食事中は摂取しないようにしましょう。
これが、血糖値を上げずにスリム体型を維持するコツとなります。

 

自然の氣の流れに沿った水分補給

東洋医学においては、体内には「氣」という生命エネルギーが流れていると考えられていて、氣は経絡を通って、各臓器に運ばれているのです。

体内の経絡の流れは、1日の自然の氣の流れと実に対応しており、各臓器を保有する時間帯というのが存在するのです。

この時間帯に沿って水を摂取すると、通常の水分摂取より体内への水分の補給効果が高まるのです。


午前5時~9時は、大腸と胃を養う時間です。

この間、空腹の時に水を飲むと、胃腸を活性化し、便秘解消宿便の排出を促します。

 

また、15時から17時までは、膀胱を保有する時間です。

この時間に水分摂取をすると、尿からの老廃物の排出を、効果的に促す働きがあります。


こうして、便秘や老廃物の排出がスムーズに流れるようになれば、新陳代謝が良くなり、その結果脂肪が燃焼しやすい体質へと変化します。

このように水の摂取方法を変えるだけで、確実に痩せていくことが出来ます。

その結果、成人病予備軍の改善まで期待出来るというわけです。

おわりに

いかがでしたか。

普段の何気ない習慣を変えるだけで、健康な体を手に入れることが出来るのです。

習慣を変えるというのは、最初は少し大変ですが、ぜひ挑戦してみて下さい。

 

皆さんがあまり知りえない意外な健康法が、東洋医学系にはたくさん存在しています。

どれも即効性のある、健康を根本から見直す知恵ばかりです。

美容のためだけでなく、体の内側から健康で生き生きとした体調を手に入れたい方に、ぜひお勧めします。

 
 

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