エステやスポーツ業界でも注目の「筋膜リリース」。”ゆるめてほぐす”やり方が、疲れ目や頭のコリに効きます。デスクワークなどで目や頭が緊張し過ぎるのを防ぐために、是非試してみて!
こんにちは。美姿勢&アウトドアヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。
毎日よく使う目や頭。
デスクワークであれば、特にそうですね。
頭がカチカチ、目はチカチカ、少し休んだだけでは戻らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、エステやスポーツの業界でもメジャーになった「筋膜リリース」というやり方を使って、凝り固まった目や頭を自分でゆるめてほぐす方法をご紹介します。
鼻と耳から頭上に向かって延長したときに交わる、頭頂部のポイントを「百会のツボ」といいます。
「百会のツボ」は万能のツボとも言われます。
全身の気の流れを良くし、自律神経の働きを整えるほか、頭や目の緊張も取り去ってくれます。
- こぶし、手の指先、もしくは手の付け根などを百会のツボに乗せて、息を吸いながら押します。
- 吐きながら押す力を緩める、ということを繰り返します。
息を吸うときは少し緊張が高まり、その分副交感神経(血の巡りが良くなり、リラックスをする神経)が出番を待ち構えた状態になります。
そこで息を吐きだして刺激を緩めると、一気に頭の緊張がゆるんできます。
みなさんの頭皮は動きますか?
パツパツに張って、動かないときもあるかもしれません。
目や口の力をゆるめながら、ゆっくりとマッサージをしてみましょう。
- 頭皮を手の指でつかんで、もむようにマッサージをします。
- おでこは、手の指を曲げてこぶしの第一関節を使ってくるくるとマッサージをすると気持ちがいいです。
特に、眉に近い部分は、凝っている方が多いようです。
定期的にほぐしてあげましょう。
眉は筋肉です。
目をよく使うときには、目の周りの筋肉を使いますが、同時に眉も緊張させているのです。
眉をつまみます。
もしくは、押してみてもいいでしょう。
痛いと感じる方が、案外多いのではないでしょうか。
こめかみは、目や頭を使うことと同時に、歯を食いしばっていると硬くなる部分です。
知らないうちに緊張して食いしばっていることはありませんか?
力の入れ過ぎに注意しながら、刺激してみてください。
耳を引っ張るという行為は、自律神経の働きを整え、リラックスをさせる働きがあります。
頭・顔・首や肩と筋膜でつながっている部分なので、顔の表情筋をゆるめたり、頭や目の疲れを流したり、首肩のコリをほぐしたり温めたり、という働きもあります。
耳を引っ張ります。
つまんでもみ込むのも効果的です。
筋膜は、筋肉や骨など、体の組織を包み込んでいる膜です。
第2の骨格と言われるほど、全身の状態を決めています。
ツボ押しやマッサージをすることで、カチカチにこわばっていた筋膜がゆるみ、血の巡りが良くなり、老廃物が流れていきます。
気軽にお試しくださいね。
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