骨盤のゆがみの原因をチェック!無意識にやってしまう12のクセ

無意識に骨盤をゆがませているクセを紹介。骨盤のゆがみは、腰痛・冷え・胃腸の不調・腰のぜい肉の原因になることも。いつもの姿勢や動きを見直してみましょう。

執筆者: 美宅玲子 職業:美姿勢インストラクター
骨盤がゆがむ姿勢・動き、無意識のクセをセルフチェック!

こんにちは。美姿勢&アウトドアヨガインストラクターの美宅玲子です。

 

骨盤の位置や向きがずれる「ゆがみ」によって、不調を感じる方は意外と多いです。

 

  • 腰が痛くなった
  • 腰周りに肉がついた
  • やたら冷える
  • 胃腸の調子が悪い

 

これらの症状の原因は、もしかしたら骨盤のゆがみかもしれません。


身体は、ゆがんだスペースを埋めるように脂肪がつくようにできていますし、継続して長くゆがんでいると、筋肉に負担がかかって、冷えや凝り・痛みが出ることが少なくありません。


今回は、無意識に骨盤をゆがませているクセをご紹介します。

セルフチェックし、自分で直していきましょう。

 

無意識のクセによる体のゆがみが、体調不良を引き起こす理由

「足を組む」「同じ手で荷物を持つ」「右から振り返りやすい」など、無意識に行っている姿勢や動き方のクセが、誰しもあるものです。

 

 

左右アンバランスな筋肉の使い方をしていると、どちらか一方は使われ過ぎて疲れ、どちらか一方は使われずに委縮したりゆるんだりするため、そうした筋肉の状態が固定化されていきます。
筋肉のクセが形状記憶されていくのです。

そして、硬くなり、血行が悪くなり、疲労物質・老廃物が流れにくくなり、痛みが出ることになります。

【座っているとき編】骨盤をゆがませるクセをチェック!
1. どちらか一方の足を手前に引いている

デスクワークをしている足元を見てみてください。

片足を手前に引いて、左右平行な位置にないとすると、骨盤も位置がずれたり、傾いたりします。

 

2. 左右どちらかのお尻に体重をかけている

6:4であっても、左右偏って体重をかけて座っているケースがあるようです。

 

3. 顔は前を向いていても、肩や骨盤は斜めを向いている

ねじれの原因になります。

 

 

4. 椅子の同じ側から立ち上がる

右側から立って出る、左側から立って出るなど、自然と決まっていませんか?

 

5. 脚を組む

脚を組むクセがある人は、右を上、左が上など、決まった組み方をすることが多いです。

 

 

6. 背もたれに寄りかかる

骨盤が後ろに倒れたまま座るクセがあると、腰回りが固まってしまうことがあります。

 

 

7. お腹を突き出して机にもたれる

反り腰傾向があり、腹筋が弱い方に多いです。

 

【立っているとき編】骨盤をゆがませるクセをチェック!
1. 同じ側の手で荷物を持つ・同じ側の肩に荷物をかける

肩の左右の高さが変わり、骨盤にも影響します。

 

2. 同じ側から振り返る

身体のねじれ、骨盤の位置のねじれに関係します。

 

3. 同じ脚に体重をかけて立つ

片方にだけに重心をかけることが多いと、骨盤がねじれやすくなります。

 

 

【寝ているとき編】骨盤をゆがませるクセをチェック!
1. うつ伏せで寝る

うつ伏せで寝る人は、同じ側で横を向き、同じ側の膝を横に出しがちです。

 

 

2. 横向きで寝る

横向きで寝る人は、いつも同じ側を下にして寝ることが多いです。

下にした側がうっ血して、動きが悪くなる場合があります。

 

【対策】
寝ている時はコントロールが難しいですが、仰向けで寝て、膝や首、腰の後ろにバスタオルを丸めたものなどで枕を作っておくと、背骨の自然なカーブが保たれ、快適に感じるようです。

 

 

気づいたときに、気づいたところから改善を!

無意識に行っていた動きや姿勢のクセに気づいたでしょうか。

小さなところから左右バランスを整えていくことで、十分に骨盤周りのゆがみ・血行は整っていきます。
気づいたときに、気づいたところからバランスを意識して、正しい位置を形状記憶にしていきましょう。

 
 コラムニスト情報
美宅玲子
性別:女性  |   職業:美姿勢インストラクター

ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com