夏のNGスキンケア後編。美白化粧品・日焼け止めも使いすぎると悪影響?!肌を水や氷で冷やす美容法、効果はあるの?正しい肌のお手入れ方法をマスターしましょう。
美容飲料の定番と言えば、ビタミンC・コラーゲン・ヒアルロン酸・プラセンタなどが挙げられます。
これらは、いわゆる「清涼飲料水」に分類されるものが多く、美肌効果を保証するものではありません。
なぜなら、摂取後内臓で分解されて、様々な器官に必要な分だけ振り分けられるため、全て肌に行き届くわけではないからです。
そして、一番懸念すべき点は、体内吸収率が悪いということです。
特にビタミン系は、尿などによって排出される割合が多いようです。
食事を抜いて美容飲料のみで過ごしたり、大量に摂取しているからと言って、直ちに美肌になることはほぼ無いでしょう。
逆に、こういった不摂生な食事が常態化すると栄養が偏ります。
体力の消耗が激しい夏場は、夏バテしやすい体質に変化するだけでなく、血色不穏や疲れ顔、人によってはむくみなどが現れることも十分考えられます。
肌の弾力やハリを保つコラーゲンは、タンパク質でできています。
夏はダイエットへのモチベーションが高まり、タンパク質に恵まれている肉や魚を避ける人が増えますが、1日100g~150gは必要です。
低カロリーで高タンパクな最近人気の「サラダチキン」は一押しです。
ヨーグルト(ギリシャヨーグルトがお勧め)や大豆食品(豆腐・納豆など)にも、タンパク質が比較的多く含まれています。
シミなどに対する抗酸化力があるビタミンAやビタミンCは、緑黄色野菜(ブロッコリー・ニンジン・カボチャ・ピーマンなど)や健康志向に定評のあるハーブティー(ローズヒップがお勧め)から毎日摂り入れましょう。
その他には、食物繊維が豊富な海藻類も食卓に並べると良いですね。
このように、不規則な生活になりがちな夏こそ、バランスの摂れた食事が美肌の行方を左右します。
美容飲料が悪いというわけではありません。
日頃からバランスの摂れた食事をした上で、サブ的な意識で補給すれば、美容飲料のプレゼンスも生かされるのではないかと思います。
美しく歳を重ねるためには、加齢と共にスイッチする生活習慣に目を向けるだけでなく、季節ごとの肌状態に則したスキンケアが求められるというわけですね。
これまでの夏の美容方法を見直してみてはいかがでしょうか。
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