暖かな日差しを浴びると、つい旅に行きたくなる。今は離れて暮らしているが、仲良しの母とどこか一緒に日帰り旅行にでも出掛けようか。

早速母に電話し、「どこか日帰り旅行でも行かない?」と聞いたところ、鎌倉に行きたいそうだ。東京駅から1時間以内で行けるけれど、情緒のある鎌倉。最近いろいろなオシャレスポットも出来たと聞くし、母も私も楽しめ、なおかつ日帰りで行けるというのもとても魅力的で鎌倉行きが決定。
電話をしながら、母に行きたい場所のリストアップをお願いした。最近母は私がプレゼントした、「MEDIAS TAB UL N-08D」にハマり中。50歳中盤を越えて少し老眼が出てきた母も、タブレットなら画面も見やすいと愛用している。

あまりパソコンなどの機械が好きでなかった母だったが、タブレットは軽いし、立ち上がるまでの時間も短く、使う場所も選ばないので、かなり使いこなしているようだ。いくつも場所をリストアップしてくれたのもあって、すんなり当日のプランが決定。

■プラン
東京駅集合⇒鎌倉着⇒小町通りを散策(食べ歩き)⇒鶴岡八幡宮⇒Cafe坂の下⇒長谷寺⇒鎌倉大仏⇒Ristorante AMALFI⇒帰宅

さて当日は東京駅で母と待ち合わせ。母は得意気にメディアスタブで路線図を見ながら、行き方と時刻を調べてくれる。そして電車の中でも、タブレットが大活躍。この前行った場所の写真やお気に入りのアプリを見せてくれて、普段なかなか会えない時間を埋めてくれる。

鎌倉駅に着いたら、早速右手に紅芋ソフトクリーム左手におせんべいと順調に小町通りを買い食いをしながら歩いた。


そして、久しぶりの鶴岡八幡宮。古き良き日本を感じることができる八幡宮は母も大好きなスポットの一つ。メディアスタブで写真をパシャパシャと取りながら、八幡宮の由緒なども調べて私に説明してくれた。

参拝したりおみくじを引いたりして、ゆっくりとした時間を過ごすのは久しぶりで、母との会話も弾んだ。さきほど、あれだけ食べ歩きをしたのに、八幡宮を歩きまわっていたら小腹がすいてきたので、今日は古民家を改装したカフェへ。「Cafe坂の下」は私セレクト。


長谷駅を降り、「Cafe坂の下」を探したけれど、なかなかみつからない。古民家だけあって、結構奥まったところにあるのかも。メディアスタブでGoogleマップを開いて、住所を入れると現在地から案内してくれるから楽チン。どうやらかなり細い道のところにあるらしい。

なんとか到着したのだが、昭和を感じさせる懐かしくほっこりとする店内に母の顔がふわっと明るくなった。先ほどから食べ歩きもしているし、「Cafe坂の下」の人気メニューはなんといってもパンケーキなので、迷わずランチではなくパンケーキセットをセレクト。

出てきたパンケーキとハイビスカスティーが、レトロなうえに美味しそうで母も少女のように目を輝かせていた。しかも、このコップが相当懐かしいようで、「おばあちゃん家に同じようなコップがあってね」と昔話に花が咲いたのだった。お昼間の日差しでついついまったりとしてしまったが、まだまだ回るところは多いので次は長谷寺へ。

私たちが行った2月中旬の長谷寺は、ロウバイやウメなどの咲き始めだったが、3月の中旬ごろから桜のシーズンだから、これからの季節なら一段とお花散歩が楽しめそう。


続いて、鎌倉大仏がある高徳院へ。高校生以来の大仏に懐かしささえ感じた。あの頃は母に迷惑をかけてばっかりだったなとちょっと過去を振り返り、今こうやって少しでも親孝行ができてよかった、という気持ちになった。母がふと「2人で写真撮らない?」と聞いたので、人を捕まえようとすると、「大丈夫、メディアスタブは画面が大きいから2人で撮るのも簡単」とインカメラに変更。大仏と母と私の顔をアップで撮ることができたのだった。


最後に、夕焼けを見ながら食事をしたいと思った私はサプライズで、「アマルフィイ」の窓側の席を予約したのだった。だんだんと暮れてくる夕焼けを見ながらディナーなんて、子育てに頑張ってきた母的には非日常だし、外で美味しいごはんを堪能してほしいと、鎌倉野菜をふんだんに使ったメニューを注文した。

色鮮やかな前菜に、美味なパスタ、そしてメインのアクアパッツァ。料理が運ばれてくる度に変わってくる太陽の位置と景色にうっとりしながら、料理とお酒を日暮れ目前まで楽しんだ。

最後は海沿いを歩きながら、恋話をした。母は父と会って30年。色々大変なこともあるけれど仲良くやっている。私も早く結婚したいなと思いつつ、今の彼との結婚が踏み切れない。母は「まあ、そんなに急がなくても、あなたらしく行けばいいんじゃない」といつも私の味方をしてくれる。そんなことを話していたらもう18:00。そろそろ帰路につかないと。久々に面と向かい一日ゆっくり会話を出来るというのは本当に贅沢だ。

いつの間にか大人になってしまったが、こうやって母と2人旅で本音を話すのもとても貴重な時間。素敵な時間はすぐ経ってしまう。帰宅してテレビを見ていたら、母から1通のメールが届いた。「Aちゃん今日はありがとう! とても素敵な思い出になりました。また2人旅しようね」と。写真も可愛く加工しちゃって、うちの母はすっかりタブレットを使いこなしているのだった。


旅にはガイドブックも良いけれど、タブレットをお伴にすると、旅先で困ったときにもすぐに調べられて、とても便利なのを実感した。たまには母に感謝の気持ちを込めて、2人旅に誘ってみてはいかがだろうか?

また、母への感謝をこめてプレゼントにタブレットを贈るのもオススメだ。

【使用端末】
・MEDIAS TAB UL N-08D

【もっと詳しく知りたい方】
・もっと楽しく! 女子的タブレットライフ「TABLET Woman」

【店舗詳細】
店舗名:Cafe坂の下 tel.0467-25-7705
住所:神奈川県鎌倉市坂ノ下21-15
公式サイト

店舗名:Ristorante AMALFI tel.0467-39-1151
住所:神奈川県鎌倉市七里ヶ浜1-4-8
公式サイト

この記事を書いたコラムニスト

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