ウメの花が見頃を迎え、モモやサクラの蕾も膨らみ、本格的に春を感じさせる季節の到来です。でもまだ寒く、気候は安定しません。それに伴い、何となく体調もすっきりしないという方も多いのでは? そんな季節の変わり目をすっきりと過ごしたいあなたに、とっておきの方法をおしえます。
ポイントは就寝時、ちょっと気を付けるだけで大丈夫、簡単です。今年は特に寒さが厳しく、春は遥か遠くと思ってしまいますよね。でも、自分の感覚とは関係なく、身体は徐々に春へ向けての準備を始めています。
季節の変わり目は、頭で感じる体感と身体が感じる体感の違いがあるのでバランスを欠き、人は身体の不調と受け取るのですが、その兆しがあるのです。以下の項目をチェックしてみて下さい。
(1) 起きた時に布団が乱れていた
(2) 起きた時に手が布団か出ている時がある
(3) 起きた時に手がむくんでいた、もしくはしびれている時がある
一つでも当てはまったら、あなたのカラダは春仕様へと変化しつつあるということです。この三つは、寝ている間に身体があることを感じて伴う行為ですが、それは「暑い! 」です。頭では寒くてたまらないのに不思議ですよね?
(1)、(2)は寝相が悪いからではなく暑いから布団を蹴飛ばしたり、手を出したりとアクションを起こした結果なのです。(3)はちょっと高度な技が加わった結果ですが、暑くなって布団から手を出すものの、しばらくすると寒くなり、手を温めるため無意識に頭の下に潜らせたり、脇に挟んだり、足の間に挟んで暖をとろうとしているのです。その結果、頭の重さや身体の重さで手が圧迫されて、むくんだり、しびれたりするのです。
人間は就寝中もどうすれば快適に眠れるか、頭で考えているかのように自分では思いもよらないポーズを取りながら眠っているのです。腕に全体重が乗っていたり、足先をクロスして一方の脚の下敷きになったりと起きている時には重たくて長時間できないポーズを延々と取っているのですよ。
身体にかなり負担がかかり、不調を感じるのも無理ないですよね? 就寝時のポーズが、春先の何となくすっきりしない不調要因だなんて夢にも思いませんよね? 早速今晩から寝具やお部屋の温度、環境を考えて寝るように心がけて下さい。
寝具の衣替えとは、例えば厚めの毛布を薄めの毛布に替える、敷き毛布は敷かずに綿のシーツにする、寝間着を軽い綿素材に変えてみるなど、ちょっとした気遣いで身体は快適な温度で眠ることができます。
そうすれば、寝ている間に無駄な動きをすることもないので、いつの間にか不調は改善されるはずです。現代人は一年中同じ温度の環境で生活しているので、本能的なカラダの変化にはとても疎いようですね。
自分のカラダに意識を向けてご自愛することも忘れずに。労わりの精神があれば、ちょっとしたオイルマッサージでも何でもいいのです。体調を崩しやすいこの季節、カラダの声を聞いて微調整してあげれば、不調知らずで乗り切れます。春はファッションもお出かけも心弾む季節、思い切り楽しむためにも今からの心遣いが大事ですね。
森冬花(Touka Mori)
スピリチュアル院長
玉川大学卒、宇都宮大学大学院修了。社団法人や研究所の職員、博物館で学芸員をする傍ら、心理カウンセラーの資格取得や骨格バランス療法を学ぶ。生まれ持つスピリチュアルな力(占い、霊視、カード術)と、心理学、治療(整体)を融合した冬花流トータルヒーリングを確立、サロンを開院。女性誌にコメント、や監修等も行う。