こんにちは。心理セラピストの松崎有里です。

大事な人にこそ、自分の思いを分かってもらいたい！

恋人同士は、お互いがそう感じているものです。

だからこそ、時にはそれが行きすぎて、意見の押し付け合いによるケンカが起こっています。

自分の主張を受け止めてもらいたい気持ちは、愛して欲しい人に対してはとくに、あからさまに出てしまいます。

関係性の中で「もっとこうして欲しい」という、あなたの主張に沿ってくれない相手の行動を見て、ついイライラしてしまう人もいるでしょう。

しかし、自分の主張に合わせてくれないから、相手のことを物足りないと判断を下してしまうのは、あまりに自分の価値観ばかり相手に押し付けている行為だということに、気付きませんか？

ここで「あなたは自分のことばかり言って、私（俺）の意見を受け入れてくれない！」と、ケンカが勃発するのです。

自分の思いばかり一方的に押し付けている行為は、相手の価値観のことは無視をして、自分に合わせていればそれで良い、と言っているようなものなんですね。

「この人は自分の恋人だから」と思ってしまうと、自分が良いと思うものは相手も良いと思うに決まっている。

このように、同一化してしまう傾向が強くなる人は多いです。

同一化は、あなたとパートナーは違う人間であり、「相手には相手の価値観がある」ということを忘れさせてしまうものです。

良好なパートナーシップというものは、お互いが気持ち良く過ごせる中立案がないといけません。
自分の意見を一方的に押し付け過ぎると、相手に不満ばかりを溜め込ませるだけです。

「相手がどれだけ自分に合わせてくれるのか」ではなく、相手がやってくれたこと、それがたとえ失敗したとしても、あなたの満足いく結果でなくとも「相手がどれだけ、自分のために尽力を尽くしてくれたのか」という目線に変えていくことが大事です。

お互いの意見を受け入れて、譲歩する努力をしてください。

より良い関係性のまま、お付き合いを長続きさせるためには、自分の意見が相手も良いと思うに決まっているという決め付けは捨てて、パートナーが希望しているものを、きちんと受け入れる姿勢をつくりましょう。

お互いが納得出来る中立案を取って、気持ちの良い関係性を築いてくださいね。