夏に眠りが浅い、熟睡できない原因は?暑い夜でもぐっすり眠れる7つの方法 (1/2)
夏になると蒸し暑くて寝付けない、やっと眠れたけれど眠りが浅くて疲れが取れない…そんな経験はありませんか?
気温や湿度を快適に感じれるまで下げてしまうのも方法の一つですが、続けていると自律神経のバランスが崩れてしまい、ますます不眠に陥ってしまう危険性があります。
眠るとき、身体の中では「眠るための状態」に切り替わっていきます。
眠っている間は体内の活動が減り、起きている間に受けたダメージの修復が始まります。
そのため体温も起きている間は高く、眠っている間は低くなります。
眠るというのは脳だけだと思われがちですが、身体全体が眠るのです。
体温と眠りは深く関係していて、体内の活動が減り、体温が低くなると深い眠りに入っていきます。
お風呂上がりの暑い時は眠れず、ちょうど体温が下がってきた辺りでうとうとしてくるのです。
逆に言えば体温が高いとなかなか熟睡することができないので、夜中に目が覚めたりということがあります。
室温が高く、暑いと感じている場合は、冷房を27度程度にし、1時間後程度で消えるようタイマー設定を行いましょう。
熱帯夜に我慢をしても眠れないだけです。
そして眠る時には、消化吸収活動は休ませてあげるべきです。
眠ろうとするときに胃の中に食べ物があると、胃が活動し続けているために体温が下がらず、熟睡することができなくなります。
また腸での吸収が終わらなくても、同じように体温が下がらないので眠りが浅くなってしまいます。
そのため、眠る直前には食べない方がいいのです。
まず、食事は眠る2~3時間前には済ませましょう。
どうしても帰宅時間の関係上、遅くなってしまう場合は、揚げ物など消化に悪いものは避け、消化にいいスープや温野菜、柔らかく煮込んだうどんなどを選ぶことが大事です。
体質にもよりますが、夕食の場合、摂らずに翌日の朝食に頂くのも一つの手です。
凍らせたり冷やしてから使うタイプより、冷感タイプのファブリックを枕やシーツに敷く方が、長く快適に涼しさを感じられます。
冷房が当たった冷感グッズは適度にひんやりとして、眠る時の高い体温を調整してくれます。
肩が出ていると、かなり涼しさを感じます。
可能であればタンクトップタイプのパジャマを利用し、逆に腹部などの下半身に1枚履いて寝るようにしましょう。
汗を吸収しにくい素材や、パジャマ以外のものをパジャマ代わりにしている場合は、眠りのスイッチを入れるため、きちんとした就寝服にチェンジする必要があります。
カフェインには覚醒作用があるので、夕食や就寝前はもちろん、午後の15時以降はお勧めできません。
珈琲だけではなく、緑茶や紅茶にも含まれているので注意が必要です。
カフェイン剤を使用した場合、多用すると慢性的な不眠に陥る可能性があります。
ここぞという時以外は避けましょう。
トリプトファンは、メラトニン(睡眠ホルモン)や、セロトニン(脳を沈静化させる成分)などの原材料になる「必須アミノ酸」です。
トリプトファンは身体の中で合成することができず、乳製品やナッツ類などから摂するしかありません。
トリプトファンを摂取することでセロトニンが作られます。
そしてセロトニンがメラトニンの分泌を促します。
そのため、トリプトファンを摂取することで睡眠の質を高めることができるのです。
朝食、昼食では、トリプトファンを効果的に摂取してみましょう。
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