今、アメリカで最も熱いダイエットメソッド「パレオダイエット」をご存知でしょうか?
日本語に訳すと、「旧石器時代ダイエット」になります。
「パレオダイエット」の紹介とともに、日本の旧石器時代・縄文時代の食生活について振り返ってみたいと思います。
パレオとはPaleolithic(パレオリシック:旧石器時代)の略です。
高血圧、脂質異常症、癌など、現代病から無縁な生活を送ることが、出来るかもしれません。
それは「人間の遺伝子は、8000年前からほとんど変わっていない」という考え方に基づいています。
食事量に制限は有りません。
大切なのは、その内容です。
- 肉、魚介類、野菜、ナッツ類、果物、卵
- 穀類、豆類、砂糖、乳製品
工場で加工されている製品もNGです。
原始時代なので、自動車や電車の利用はできるだけ控えましょう。
歩く・走る・跳ぶことも大切なポイントです。
日本での「パレオダイエット」のモデルとなっている時代は、旧石器時代から縄文時代となります。
地球全体が寒く、ヒトにも動物にとっても厳しい環境でした。
日本はまだユーラシア大陸とつながっていて、ナウマンゾウ、オオツノジカが住んでいました。
食用としての獣を追いかけて日本に辿り着いた人たちが、日本人の祖先となりました。
獣のほか、魚も食べていました。
大陸と日本をつないでいた陸地が海に沈み、今のような島国となりました。
暖かい気候になり、動物も植物も育ちやすくなるので、人々は定住するようになります。
- 縄文土器が鍋の役割をし、長時間の調理が可能に
木の実のあく抜きができるようになり、食べられるものが一気に増えました。
夏:貝や魚を捕る。
秋:木の実拾い。ドライフルーツや果実で、酒の醸造も。
冬:皮下脂肪を蓄えた、冬眠前の獣を狩る。
四季折々の山海の幸を、石焼や土鍋という野趣あふれる調理で味わっていたのでしょう。
狩猟中心で肉食だと思われがちですが、80%を植物性のものから得ていたということが分かっています。
食物繊維やビタミン、ミネラルは、現代よりも多く摂取していたと推測されています。
現代では、賞味期限の長い食品や、レトルト製品など、簡単に食事をすることが出来ます。
それは、添加物や遺伝子組み換え技術も加わっているということでもあります。
四季や野趣あふれる食事に戻る「ぷちパレオダイエット」実践日を増やすのは、現代人にとって、必要なことなのかもしれませんね。
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