アクセサリー(小物・ジュエリー)を主役級に目立たせる!アクセントカラーを用いたファッションコーディネート術
こんにちは。カラーコーディネーターの安田紀子です。
今回は、お洋服のコーディネートに欠かせない小物の色についてお話しさせていただきます。
カラーコーディネートの基本として、使用する色は3色がベストです。
4色以上の色を使ってコーディネートすると、組み合わせる色にまとまりがなくなってしまいます。
そのため「ごちゃごちゃしている」という印象を与えてしまいます。
これでは美しさが半減してしまいます。
また、使う3色の使用面積も同じではありません。
全体の6~7割程度の面積を使用する色をベースカラーと言い、その次に使用面積の大きい色をアソートカラーと言います。
そして、アクセントカラーは、使用する全体の色の1割程度になりますので、アクセサリーやバッグ、ストールのような小物はアクセントカラーとしてちょうど良い使用面積になります。
アクセントカラーは、その他の色に対して目立たなければなりません。
なので、残り9割のベースカラーとアソートカラーに対して、反対のイメージを与える色にします。
反対のイメージを与えるには、次のような組み合わせが考えられます。
- くすんだ色と鮮やかな色
- 全く似ていない色味
- 薄い色と濃い色
それでは、アクセントカラーを用いたコーディネートの具体例を挙げていきます。
色はベースカラー×アソートカラー×アクセントカラーの順になっています。
ライトベージュとチョコレートブラウンという、鮮やかさのあまりないくすんだ色に対し、鮮やかなスカイブルーがアクセントになります。
暖かみのある色と、クールな印象の色という点でも反対のイメージになっています。
モスグリーンとアーミーグリーンがくすんだ色であるのに対し、ブライトレッドの鮮やかさがアクセントとなっています。
この場合は、緑と赤が補色の関係でもあるため、赤を目立たせる要因となっています。
パステルイエローグリーンとライトゴールドの薄い色に対して、濃い色のバイオレットがアクセントになっています。
また、緑と黄色は似た色同士(類似色相と言います)であるのに対し、バイオレットはこの2色と全く似ていない点で、より目立たせることが出来ます。
濃淡の青2色に対し、全く違う色味の黄色を配しています。
ベースカラーのパステルブルーターコイズはくすんでいますが、ビビッドイエローはとても鮮やかな点でも、反対のイメージになっています。
薄いピンク色同士に対し、濃いネイビーブルーをコーディネートすると、女性的な優しい印象の中にカッチリとした男性的なイメージが感じられ、反対のイメージを演出できます。
今回は小物をアクセントカラーとして使う場合についてお話しさせていただきました。
もちろん、アクセントカラーとしてだけでなく、お洋服と同系色にするというコーディネート方法もあります。
アクセントカラーのように目立つ色を使うことに抵抗がある方もいらっしゃるかと思います。
しかし、これからの季節、太陽に似合う鮮やかな色をほんの少量プラスすると、印象が大きく変わります。
アクセサリーやバッグ、靴などに取り入れてみてはいかがでしょうか。
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川崎市でカラーサロン「nrk color circle」を営んでおります、安田紀子です。
4シーズンを細分化したパーソナルカラー10タイプ分類を対面診断、写真診断で行っています。カラーセラピストとしての知識も活かし、似合う色プラス効果的な色の使いかたをお伝えしています。
TEL:080-1177-9439
〒216-0004 川崎市宮前区鷺沼1-11-14 鷺沼パレス906
HP:http://nrkcolor.com/
・日本色彩学会正会員
・色彩検定1級/後任カラーデザイナー
・東商カラーコーディネーター検定1級(第2分野)
・カラーセラピスト
・パワーストーンセラピスト
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