お花見の宴会は「神事」だった!春の飲み会で話したくなる"桜の雑学"
春といえば、桜。お花見がもっと楽しくなる豆知識を紹介。お花見にごちそうやお酒が欠かせない理由や、持っていきたい簡単ちらし寿司の作り方も伝授します。
東京では桜の開花宣言も出て、お花見のシーズンも始まります。
今回は、お花見がもっと楽しくなる桜のお話です。
日本には季節ごと、楽しめる樹木や花がありますね。
早春の「梅」、4月から5月にかけての「藤」、秋の「菊」。
それぞれが艶やかで見ごたえがあります。
しかし1点、桜のお花見と大きく違っていることがありますが、おわかりでしょうか?
梅や菊を見に行く場合、シートやお弁当、お酒を持っていくことは少ないでしょう。
ところが桜の場合、ごちそうやお酒は欠かせません。
この違いはなにでしょうか?
いろいろな説がありますが、その中の一つに、宴会と関係のあるお話があります。
それが、さくらの「さ」は穀物の神様を意味し、また「くら」は座で、神様が宿る依り代という説です。
さくらは奈良時代から植えられ始めました。
当時桜の花は、田の神様が山から降りてきた印と考えられていたのです。
神様がいらしたのですから、お迎えをしなくてはなりません。
お迎えにはお供え物、ごちそうを準備しますよね。
それだけでなく、お酒も用意しなくてはなりません。
また、お一人ではお寂しいでしょうから、皆で接待することも必要です。
このように、お花見の始まりは神様をお迎えすること、つまり「神事」でした。
ですから、今でも桜のお花見には、お酒やごちそうを用意して行きます。
せっかくですから、お花見にはお弁当を作っていきませんか?
年に一度のお花見に持っていくなら、コンビニのお弁当よりも、手作りのお弁当の方が風情があります。
ちらし寿司と聞くと、ハードルが高いと感じるかもしれませんが、意外と簡単にできます。
見た目も華やかですし、料理上手にも見えるのでお勧めです。
次に、作り方をご紹介しますね。
簡単&華やか!ちらし寿司の作り方
まず、すし酢を作ります。
塩:砂糖:酢を大さじ1:4:6で小鍋に入れて沸騰させないように、塩、砂糖を溶かします。
もっと手軽に作りたいなら、市販のすし酢を用意するという方法もあります。
具材は、3色あるとまとまります。
赤、青、黄と、ある食材や野菜を使ってくださいね。
ここでは、「黄色」は卵を使います。
卵に塩をひとつまみ入れて、薄く焼きます。
そして千切りしてください。
薄焼きがめんどうなら、炒り卵でもOKです。
黄色:卵、たくあん、黄パプリカなど
それから、さやえんどうなどの「緑」の野菜を茹でて千切りします。
緑なら、他の野菜でももちろん大丈夫です。
緑:さやえんどう、おくら、きゅうり、菜の花など
「赤」は、プチトマトを4つ切りにします。
桜の塩漬けがあれば、塩を落として使いましょう。
春らしさを演出できます。
ご飯を食べられる分だけ計量します。
そして、ご飯の10%のすし酢を混ぜます。
(市販のすし酢を使う場合は、商品に書いてある説明に従ってください)
お弁当箱やお重にご飯を入れて、上から具材を散らしたら出来上がり。
焼き海苔、すりごまを散らしても味に変化がでて美味しいです。
桜の時期は日本中がウキウキしていますね。
どこの桜が見頃か、とても気になります。
とても楽しい行事ですが、お花見の後の片付けもしっかりしたいもの。
神様をもてなすための宴会ですから、きれいにしてから帰りたいですね。
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主な取得資格
スイーツ:コルドン・ブルー ロンドン校にてサティフィケート取得
マクロビオティック:リマ・クッキングスクール師範科卒業
ローフード:アメリカ・LLCAIにて公認インストラクター取得
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