飼い犬がボールを取ってきてくれない原因は?「だって楽しくないんだもん」
愛犬に「持って来い」遊びを教える方法を紹介。ボールを投げても、取ってこない犬の気持ちとは?おもちゃやボールを咥えて持って来られるように、楽しくしつけてあげましょう。
ボールやフリスビーで、愛犬と楽しそうに遊ぶ光景を夢見て犬を迎えられる人は多いと思います。
ですが、実際には、「ボールを取りに行くけど持ってきてくれない」「ボールで遊ぶことに興味がない」なんていうケースがよくあります。
ボールを持ってきてくれるイヌと、そうでないイヌ。
その違いはどこにあるのでしょうか?
犬は元々、動くものを追いかける本能があるので、オーナーさんが投げたものを追いかける場合は多いですが、それだけでは「口に咥えてオーナーさんの元へ持ってくる」ということには結びつかないことがあります。
単純に「追いかける」ことだけが好きなイヌもいれば、「おもちゃを噛んだり振り回す」ことが好きなイヌもいます。
犬はボールを投げたら持ってくるものだと思っていると、ガッカリしてしまうオーナーさんは多いのではないでしょうか。
おもちゃをオーナーさんが投げ、それを追いかけて捕まえた犬。
おもちゃを手に入れて喜んだのも束の間、オーナーさんに取り上げられて、また遠くへ放り投げられて…。
これが、犬の気持ちです。
オーナーさんとしては、良かれと思ってやっていたとしても、犬にとっては嫌がらせになっているのかもしれません。
追いかけるのが好きなイヌの場合は、「また投げて!」といって、教えなくても持ってくるようになることがありますが、どうやって遊ぶのか分からないままの犬もいます。
まずは、リードの範囲内などの短い距離で遊んでみましょう。
オーナーさんも一緒に走って取りに行くようにして遊ぶと、ボールを咥えて持ってくる遊びって楽しいんだ!と覚えてくれます。
そして、飽きるまで何回も繰り返すのではなく、「もう少しやりたいんだけどなぁ」というくらいで止めておくのが大切なポイントです。
「イヌと遊ぶ」というと、ほとんどの方が想像するのはおもちゃやボールを使った遊びだと思いますが、時にはモノに頼らずに愛犬と遊んでみてはいかがでしょうか。
公園の中をただのんびり散策するもよし、ベンチで散策するもよし、一緒に走ってみるのも良いですね。
ボールやおもちゃで遊んだ後でも、こうして一緒に感覚を共有して過ごすことで、ちょっと興奮した気持ちをクールダウンさせることもできますよ。
ボールが好きな犬と、全然興味がない犬。
私たち人間と同じように、犬それぞれ好きな遊び方は違って当然です。
他の犬と比べることなく、愛犬が好きな遊びを見つけてあげてくださいね。
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「イヌと人の笑顔を少しでも増やす!」という目標のために、
Vancouverへ渡航。
現地のドッグトレーナー養成学校で、「おやつや体罰を使わない」
オーナーさんとイヌの絆をつくる というトレーニング方法を学ぶ。
卒業後はドッグウォーカーや、Dog daycare
(犬の預かり施設)に勤務。
帰国後、動物病院での業務を経験。
Dog indexドッグトレーナー 神奈川担当として活動中。
神奈川県内の動物病院にてパピー教室、相談会を担当。
*College of Canine Behavioral Science(Vancouver, Canada)卒業
*動物看護師統一認定機構認定 動物看護師
*愛玩動物飼養管理士
*愛犬飼育管理士
パートナー犬は、2011年生まれのシェルティー。
Kiitos(キートス)♂です。
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