「夏のお風呂、シャワーだけ」がダメな3つの理由。肌を綺麗にする美入浴のコツ

毎日暑い日が続いていますが、夏もきちんと湯船に浸かっていますか？

簡単にシャワーで済ませてしまうという方もいらっしゃるかと思いますが、これを続けていると秋が訪れる頃にはお肌がボロボロになっているかもしれません。

シャワーによる不眠状態が続くと、寝不足肌が恒常化してしまう恐れがあります。

湯船にゆったり浸かることにより、副交感神経が活発になります。

そのことによりリラックス効果が得られ、良質な睡眠へ誘導することが出来ます。

人間の体は、体温が下がり始めるタイミングで入眠しやすくなります。
就寝の2時間くらい前に入浴して体温を上げ、徐々に体温が下がってくる頃合を見て、ベッドに潜り込みましょう。

入浴してから熟睡することによって、夏バテ解消にも繋がります。

暑い夏は熱中症の心配がありますが、実は夏の冷え性も深刻な問題です。

体表面は火照ったように熱いのですが、実は体の内部は冷え切ってしまっていることが多々あります。

血流不良によるくすみ肌や、栄養が血流に乗って行き渡らないことによる様々な肌トラブルを誘引する恐れがあります。

また暑い夏、常に涼しい環境にいることによって汗をかく機会が減り、自律神経も乱れてきます。

汗をかきにくくなり、老廃物を溜め込みやすい体質になってしまう恐れがあります。

ついつい氷のたくさん入った飲み物や、冷たい素麺、アイスクリームなどを食べ過ぎてしまい、必要以上に内臓を冷やしてしまっていることが考えられます。

基礎代謝の低下から肌のターンオーバーが崩れたり、腸の冷えによる便秘が原因での肌トラブルが予想されます。

どんなにUV対策をしていても、容赦なく降り注ぐ夏の紫外線から100％逃げ切ることは不可能でしょう。

夏は部屋の中や曇りの日にも多くの紫外線量があり、お肌は日々ダメージを積み重ねています。

職場や学校、電車の中やお店など、最近ではどこでも過剰なほどに冷房が効いていて、日々快適に過ごすことが出来ます。

日本の夏は湿度が高く、また夏特有の皮脂がお肌を覆っていてその都度気が付きにくいですが、冬の暖房と同じくらい、お肌は砂漠のような状態になっています。

シャワーだけだと毛穴の脂汚れや古い角質などが除去されにくく、化粧水などの浸透も妨げてしまいます。

やはりゆっくり湯船に浸かることがお勧めです。

36～38度くらいのぬるめのお湯に、のんびり20分くらい浸かりましょう。

血管が広がり全身の血液循環が活発になります。

ゆっくり入浴することでじんわりと汗をかきますので、体内の老廃物や毛穴などの表面上の汚れも綺麗に排出されます。

ぬるめのお湯で、アロマやキャンドルなどで癒しの時間を作ると、ささくれ立った神経やストレスも解消され、疲労回復にも繋がります。

ついつい横着してしまいがちな夏の入浴について、様々な効能をご説明いたしました。

お風呂に入るだけで、さまざまな美容効果が期待できます。

夏にしっかり湯船に入って美肌力を高め、しなやかなお肌で秋冬を迎えてくださいね。