骨盤を立たせて美姿勢に!ヨガポーズで行う体幹トレーニング5選
こんにちは、美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
電車で通勤していると、様々な座り方をしている人がいます。
脚を組んでいる人、お尻が座面の前方へ滑って、背もたれに寄りかかり、腰を丸めて座っている人。
このどちらの人も、骨盤や背骨をまっすぐに立てておくための筋肉が使われず、お腹がゆるんでいます。
赤ちゃんは、腰が据わるまではお座りをさせても安定しませんが、座って胴体や腰を安定させられない点で言えば、赤ちゃんと似た状態になっています。
骨盤を立て、背骨をまっすぐ上に積み重ねてキープすることが、人間の姿勢の基本です。
背骨を立てて胴体が箱のようになっているからこそ、内臓は適切な位置に保たれ、呼吸ができ、血液の循環がスムーズになります。
今回は、骨盤や背骨を正しく立てて姿勢を整えておくための、体幹トレーニングの要素を取り入れたヨガをご紹介します。
- 腰が反らないように、お腹を引っ込める力を使います。
- 姿勢をまっすぐに保つ感覚や筋力、バランスを養います。
1. 四つんばいになり、息を吐きながら背骨を大きく丸めます。
2. 息を吸いながら、背骨を反らせましょう。
3. 何度か繰り返して、背骨周りをほぐします。
4. 次に、骨盤から背骨、肩までを床と平行にまっすぐ保ちながら、右腕と左脚を前後に伸ばしましょう。
5. 反対側も行います。
頭の重みによって猫背になりやすいポーズですが、お腹を引っ込め、背骨を前後に引っ張る意識を持って、姿勢をまっすぐに保つ筋力や感覚を養います。
1. 両脚を前後に広げて立ち、骨盤を前に向けます。
2. 両手を腰骨に添えて、骨盤が横を向かないようにサポートをしながら、骨盤から背骨をまっすぐ前に倒していきます。
両膝もしっかりと伸ばしましょう。
3. 脚の前後を交代して行いましょう。
1. 両脚を左右に大きく広げて大の字になって立ちます。
2. 右のつま先を外へ向け、骨盤から背骨をひと塊にしてまっすぐ保ったまま、右へ倒します。
右手は右脚に触れますが、体重を預けないようにします。
あくまでも骨盤から背骨をまっすぐに保つ胴回りの筋肉を引き締めてポーズをキープします。
3. 反対側も行いましょう。
1. 全身を横向きに床に下ろし、右肩の真下に右手のひらを置きます。
2. 両脚は前後にずらして床に置きます。
3. お尻を持ち上げて、背骨から骨盤、内ももまで体の中心ラインをまっすぐに保ちます。
4. 反対側でも同様に行います。
- 肩幅を広く、首を長く伸ばし、体全体にたるみがなく、ピンと張った状態にすることがポイントです。
- 手で支えるのが不安定で難しい場合には、肘(前腕)をついて支えるとよいでしょう。
1. 両膝を持ち上げて立ち、持ち上げた膝裏を両手で持って片足で立ちます。
2. できれば、持ち上げた膝下を前に伸ばしていきます。
- 床に立っている足は、床をしっかりと押し、膝を伸ばしておきます。
- 骨盤から背骨を、床と垂直にまっすぐ長く高くキープをしましょう。
3. 反対脚でも行います。
様々な体勢を取りながらも、骨盤や背骨のポジションを意識することができましたか?
エクササイズをきっかけに、普段の生活でも体幹の姿勢を意識したりキープしたりする習慣がつけば、姿勢美人はすぐそこです。
あなたの魅力をさらに引き出してくれるでしょう。
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ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com
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